第四回東アジア「間文化」研究会開催のお知らせ

第四回東アジア「間文化」研究会のご案内

新しい年が始まりました。皆さまには如何お過ごしでしょうか。この度の東アジア「間文化」第4回研究会は、池田忍氏(千葉大学教授:日本美術史)をお招きし、下記の要領で開催することとなりました。継続参加の方はもちろん、初めての方もお気軽にご参加頂けたらと存じます。

日時:1月15日(金) 14:00~16:10

内容

14:00~14:05 挨拶:田中 和子(文学研究科地理学専修)
14:05~15:35 講演:池田 忍(千葉大学大学院人文科学研究院)

「アイヌ民族の物質文化と和人によるアイヌ表象--その交渉の歴史から」

アイヌ民族やその物質文化が、アイヌ民族と和人の交渉の過程において、どのように表象されたのかを、歴史的にたどるとともに、欧州(主としてフィリップ・フランツ・フォンシーボルト)の収集品などにも触れる。

 (休憩)
15:40~16:10 質疑応答

※使用言語:中国語・日本語(逐次通訳あり)

※参加無料、途中参加・退出可

※今回の参加は、次回以降の参加を必須とするものではありません。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、Zoomを用いてオンラインで開催します。参加を希望される方は、成田健太郎(中国語学中国文学専修)までご連絡ください。narita.kentaro.6x[at]kyoto-u.ac.jp([at]を@に替えてください)

復旦大学文史研究院と京都大学文学研究科と香港城市大学は、2013年より継続してきた博士課程の院生たちによる合同ワークショップで培った協力関係をもとに、2018年から文物共同調査を開始し、その最初の調査対象が京都大学所蔵の「苗図」5種でした。「辺境・周縁/異国・異界の表象」というテーマにかかわる調査・研究をさらに発展させるべく、今回はアイヌ民族を対象に、彼らの文化についての紹介のみならず、それが和人によってどう表象されたのか、描かれたのかについて、その交渉の歴史という観点からお話頂きます。また話題は欧州における収集品などにも及びますので、少しでも興味を持たれた方は、是非ご参加ください。

なお本研究会は、京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター2020年度「人文知連携共同研究会」研究助成をうけて開催されるものです。

研究会幹事:池田恭哉(中国哲学史専修)、成田健太郎(中国語学中国文学専修)