美学美術史学専修ホームページ – 京都大学大学院文学研究科・文学部 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp 研究科・学部・附属施設紹介、入試情報や研究プロジェクトの案内。 Fri, 01 Dec 2023 09:47:23 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 美学・芸術学 教員 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-apa_faculty/ Sun, 30 Apr 2017 10:13:09 +0000 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=31083 専任教員

  • 杉山卓史 准教授  ドイツ啓蒙主義美学(カントとヘルダーを中心に) →個人ウェブサイト
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美学・芸術学 トップページ https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-apa_toppage/ Sun, 30 Apr 2017 09:44:16 +0000 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=31080
  • 教員
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    日本・東洋美術史 研究会・ワークショップ https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-jah_events/ Wed, 20 Aug 2014 08:47:25 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=23989 研究発表のお知らせ(2023.12.10)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    日本宗教文化史学会  12月例会

    日時 12月13日(日)13時00分より

    場所 対面会場 同志社大学 今出川キャンパス 良心館2階 RY208教室(ハイブリッド開催)

    発表 村上かれん(D2)「浄福寺本十王図をめぐる逆修の儀礼と土佐光信の水墨表現」

    (詳しくは学会ホームページをご覧ください大会・例会案内 | 日本宗教文化史学会 (nihonsyukyobunkashi.com)

    研究発表のお知らせ(2023.5.27)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    美術史学会 全国大会

    日時 5月27日(土)16時50分より

    場所 九州大学 伊都キャンパス

    発表 冨岡采花(D3)「建久再興東大寺大仏殿四天王立像の像容と役割をめぐる一考察-多聞天像の開口表現に着目して」

    研究発表のお知らせ(2022.7.6)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    美術史学会 西支部7月例会

    日時 7月16日(土)13時30分より

    場所 オンライン開催

    発表 村上かれん(D1)「《珍皇寺参詣曼荼羅》について―構図と絵師に着目して―」

    発表のお知らせ(2022.6.24)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    日本宗教文化史学会 第26回大会

    日時 6月24日(日)14時30分より

    場所 オンライン開催

    発表 冨岡采花(D2)「南円堂伝来四天王立像の装飾性に関する一考察ー慶派神将像の意匠形式の変遷からー」

    研究発表のお知らせ(2020.11.13)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    美術史学会 全国大会

    日時 12月13日(日)11時10分より

    場所 オンライン開催

    (詳しくは全国大会ホームページをご覧ください https://www.jahs2020.org/ )

    発表 仁方越洪輝(D3)「呉春筆泊船図襖(醍醐寺三宝院)について――呉春の絵画理念との関連から――​」

    研究発表のお知らせ(2017.10.18)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    美術史学会 西支部例会

    日時 11月18日(土)13時30分より

    場所 同志社大学今出川キャンパス 良心館三階RY303教室

    発表 苫名悠(D3)「《伴大納言絵巻》制作の背景に関する一考察」

    研究発表のお知らせ(2017.6.23)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    美術史学会 西支部例会

    日時 7月15日(土)13時30分より

    場所 関西大学千里山キャンパス 第一学舎第三研究棟五階AV-A教室

    発表 折山桂子(D1)「敦煌莫高窟における初唐の弥勒経変相図をめぐる問題」

    研究発表のお知らせ(2017.6.1)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    日本宗教文化史学会大会

    日時 6月24日(土)9時40分より

    場所 京都女子大学 J校舎 五階 525教室

    発表 苫名悠(D3)「≪彦火々出見尊絵巻≫に表されたイメージの源泉について」

    研究発表のお知らせ(2016.4.20)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    美術史学会全国大会

    日時 5月27日(金)14時55分より

    場所 筑波大学 大学会館 3階ホール

    発表 苫名悠(D2)「≪彦火々出見尊絵巻≫制作の意義に関する一考察」

    研究発表のお知らせ(2015.5.14)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    美術史学会西支部例会

    日時 7月18日(土) 13時30分より

    場所 京都大学大学院人間・環境学研究科棟 地下大講義室B23

    発表 苫名悠(D1)「《信貴山縁起絵巻》の制作背景に関する一考察―二条天皇との関わりをめぐって―」

    研究発表のお知らせ(2015.5.14)

    当専修所属の学生が研究発表を行います。

    「東アジア美術を考える会」

    日時 7月4日(土) 13時30分より

    場所 京都大学文学研究科第3演習室

    発表 マリア・カルロッタ・アヴァンツィ(京都大学研究生) 「百済観音の尊名に関する考察」

    苫名悠(京都大学博士後期課程) 「《信貴山縁起絵巻》制作の背景をめぐる一試論」

    研究発表のお知らせ(2015.5.14)

    当専修所属の院生が研究発表を行います。

    ■東方学会

    日時 2015年5月15日(金)午前10時~

    場所 日本教育会館 806会議室

    発表 林慧怡(D3)「宋代小景画の概念と定義について」(東洋美術史部門:午後3時10分~午後3時40分)

    研究会開催のお知らせ(2014.11.14)

    「美術史における転換期の諸相」(科学研究費補助金 基盤研究(B)研究代表者 根立研介)の

    本年度の研究会を、「作品における制作する手の顕在化をめぐる歴史的研究」科研と共同で開催しますので、お知らせします。

    ***

    日時 12月21日(日)午後1時−午後6時30分(終了予定)

    場所 京都大学文学部新館2階 第3演習室

    発表  第1部「作品における制作する手の顕在化をめぐる歴史的研究」(午後1時—午後4時

     吉田朋子(京都ノートルダム女子大学)「フラゴナールにおける「手」−『幻想的肖像画』と『狂乱のオルランド』を中心に」

     永井隆則(京都工芸繊維大学)「第三共和制下の官展絵画における<fini(仕上げ)>の意味」

     根立研介(京都大学)「院政期の佛像銘記から見る仏師の仏像制作への関与の在り方をめぐって」

        第2部「美術史における転換期の諸相」(午後4時30分−午後6時30分)

     宮崎もも(大和文華館)「近世仏画の転換期−江戸時代後期の仏画・酒井抱一の作例を軸として−」

     松岡久美子(龍谷大学)「ボストン美術館蔵 木造弥勒菩薩立像とその周辺」

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    日本・東洋美術史 教員紹介 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-jah_authors/ Thu, 22 May 2014 10:14:39 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=22929 専任教員

    筒井 忠仁       TSUTSUI Tadahito     日本近世絵画史

     

    学内教員

    稲本 泰生   INAMOTO Yasuo    東アジア世界の仏教美術史

    高井 たかね  TAKAI Takane              中国家具史

    呉 孟晋 KURE Motoyuki   中国近代絵画史

     

    学外教員

     

     

     

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    日本・東洋美術史 教員紹介 筒井忠仁 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-jah_author1/ Thu, 22 May 2014 10:12:01 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=22933 筒井 忠仁(つつい ただひと) 准教授

    研究テーマ

    日本近世絵画史を主たる研究テーマとする。特に岩佐又兵衛及び近世のやまと絵概念の研究を進めている。

    連絡先

    〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学文学研究科

    tsutsui.tadahito.8s*kyoto-u.ac.jp *を@に変更してください。

     

    ※略歴・業績等は教育研究データベースをご参照ください。

     

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    日本・東洋美術史 学生紹介 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-jah_students/ Thu, 22 May 2014 10:03:12 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=22935 【大学院生】

    D3 冨岡 采花  運慶を中心とする鎌倉時代彫刻について  

    D2 村上 かれん  室町時代の土佐派について

    D1 大谷 弦  平安・鎌倉時代の仏教絵画について

    M2 末田 泉名  渡辺省亭を中心とする近代日本画について

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    日本・東洋美術史 トップページ https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-jah_toppage/ Thu, 24 Apr 2014 08:46:46 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=22883
  • 教員紹介
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  • 研究会・ワークショップ
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    西洋美術史 教員紹介 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-wah_staff/ Tue, 22 Apr 2014 08:17:07 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=22842 西洋美術史トップページへ/English

    専任教員

    平川佳世 文学研究科教授(北方ルネサンス美術/西洋美術史講義、特殊講義、演習Ⅰ~Ⅲ)

    学外非常勤講師

    倉持充希 神戸学院大学講師(フランス17世紀美術/演習Ⅱ仏書講読)

    天王寺谷千裕(フランス19世紀美術/演習Ⅱ仏書講読)

    山形美有紀(初期ネーデルラント美術/演習Ⅱ英書講読)

    歴代の教員

    中村俊春 文学研究科教授(17世紀フランドルおよびオランダ絵画/1993年4月―2018年1月)

    宮島久雄 文学研究科教授(近代デザイン史/1996年4月―1998年3月)

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    西洋美術史 研究プロジェクト https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-wah_project/ Mon, 21 Apr 2014 20:45:53 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=22810 西洋美術史トップページへ/English

    「作品における制作する手の顕在化」をめぐる歴史的研究

    平成25年度~平成29年度科学研究費助成事業基盤研究(B)

    本研究プロジェクトの目的
    「絵筆の偉大なる機敏さと猛威」。ルーベンスの躍動感溢れる描写法を讃えた、17世紀の批評家ベッローリの言葉はあまりにも有名である。この系譜を引く価値観は今日広く定着し、絵画画面に見られる筆触、あるいは鑿の跡も露わな彫刻の表面は、芸術家の力強い創造行為の証として、繰り返し賞賛されてきた。では、歴史的に見たとき、「作品における制作する手の顕在化」を評価する思想はどのように成立したのか。それには、工房制作に対する疑念と、親方画家の自筆作品への欲求が大きな役割を果たしたのではないか、という新しい視座を含む様々な観点から、こうした芸術観がどのように展開し、いかなる作品の創造へと繋がっていったのかを詳細かつ包括的に検証する。

    研究の5つの視点
    本研究プロジェクトは次の5つ視点のもとに進められる。
    1.芸術家工房内の手本、資料の様相
    西洋でも日本でも芸術家の工房では、さまざまな手本が蓄積されていて、弟子の教育や作品の制作のための資料として用いられた。この種の資料の類には、一般にさほどの完成度は要求されなかったと推測される。完成作との関係に着目しつつ、これらの手本、資料の様式的、美的特徴を検討する。
    2.創造の初発性を重視する美術理論と作品の評価基準
    既にルネサンスの時代に、レオナルドは、スケッチは、まさに構想が具体的な形へともたらされる最初の瞬間を露わにする、と述べていた。インスピレーション、始原性、初発性を重視する美術理論が、どのように論じられ、またそれはどのような作品の評価に結びついたのかを検討する。
    3.「粗い様式」と「精緻な様式」
    ドラクロワが、作品は、完成され、すべての部分が調整されてしまうと、想像力を停止させ、束縛してしまうので、スケッチのほうがより好ましい、と述べていたことはよく知られている。この主張は、「粗い様式」礼讃や、未完成作品の評価にも繋がった。こういったロマン主義的思想の成立と、それとは逆の「精緻な様式」を評価した芸術観との対立について考察する。
    4.制作する芸術家の手の痕跡を強調する技法
    銅版画の技法でも、エングレーヴィングとは異なり、エッチングは、素描と同様に作者の筆触が直接に現れる技法であり、芸術家によるこの技法の選択は、意図された様式的効果と密接に関連すると推測される。また、東洋には、指頭画のように、まさしく指で描くという技法が知られているし、彫刻でも、敢えて仕上げ層を施さないことで制作者の手の痕跡を示す作品がある。そのような手の痕跡を強調する技法の特徴とその背後にある思想を検討する。
    5.美術市場における素描・スケッチの流通
    芸術家は完成作だけを公開、流通させ、制作の準備段階のための素描やスケッチは隠匿するという伝統があった。だが、西洋では近世以降の芸術家礼讃の高まりとともに、この種の習作類が市場に出回り、美術愛好家の収集の対象となっていく。習作がどのような形で鑑賞されるようになったのかを探る。

    研究組織
    中村俊春(研究代表者, 京都大学, 17世紀フランドルおよびオランダ絵画)
    永井隆則(京都工芸繊維大学, フランス近現代美術)
    阿部成樹(中央大学, フランス18~19世紀美術)
    吉田朋子(京都ノートルダム女子大学, フランス18世紀美術)
    深谷訓子(京都市立芸術大学, オランダ17世紀美術)
    平川佳世(京都大学, 北方ルネサンス美術)
    剱持あずさ(近畿大学, イタリア・ルネサンス美術)
    根立研介(京都大学, 日本仏教彫刻)
    安田篤生(愛知教育大学, 室町~江戸初期の絵画)
    宮崎もも(大和文華館, 江戸絵画)

    研究会など

    • 研究成果報告書刊行のお知らせ
      本科研に関わる論文11編を収録した研究成果報告書2冊を刊行しました。
      Toshiharu Nakamura (ed.), Kyoto Studies in Art History, vol. 2: Appreciating the Traces of an artist’s Hand, Department of Aesthetics and Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2017.
      中村俊春編『作品における制作する手の顕在化をめぐる歴史的研究』平成25年度~平成29年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書, 2017年.

    • Kyoto Art History Colloquium: Appreciating the Traces of an Artist’s Hand のお知らせ
      下記のとおり国際コロッキウムを開催します。どなたでも来聴できますので、興味のある方は、是非、ご参加ください。
      日時 2016年9月25日(日)10時-18時20分
      場所 京都大学文学部新館 地下大会議室 (構内マップの「8文学部校舎」地階です)
      連絡先 平川佳世(hirakawa.kayo.6z*kyoto-u.ac.jp) (*を@に変えてください)
      プログラム
      10:00 Welcome
      10:10 Kayo Hirakawa (Kyoto University), “Albrecht Dürer’s The Desperate Man: Fleeting Images and the Creating Hand”
      10:50 Toshiharu Nakamura (Kyoto University), “Rubens and the History of the Oil Sketch”
      11:30 Nils Büttner (Stuttgart State Academy of Art and Design), “Rubens’s Hands: On Copies and Their Reception”
      12:10 Lunch
      13:30 Michiko Fukaya (Kyoto City University of Arts), “An Examination of the Connection between Rough Brushstrokes and Vulgar Subjects in Seventeenth-Century Netherlandish Painting”
      14:10 Gregor J. M. Weber (Rijksmuseum Amsterdam), “34 Paintings by Rembrandt in Kassel: The Question of Authenticity in an Eighteenth-Century Collection”
      14:50 Tomoko Yoshida (Kyoto Notre Dame University), “Genius, Inspiration and Hands: Pre-Romantic Image of Artists in Eighteenth-Century French Painting”
      15:30 Coffee Break
      16:00 Nicole R. Myers (Dallas Museum of Art), “Originality, Spontaneity, and Sincerity: The Rise of the Sketch in France at the Turn of the Nineteenth Century”
      16:40 Mark Evans (Victoria and Albert Museum), “‘Full of vigour, & nature, fresh, original, warm from observation of nature, hasty, unpolished, untouched’: The Oil Sketches of John Constable”
      17:20 Takanori Nagai (Kyoto Institute of Technology), “How Paul Cézanne Rejected the ‘fini’ Concept”
      18:00 Conclusions

      Kyoto Art History Colloquium: Appreciating the Traces of an Artist’s Hand チラシ

    • 「作品における制作する手の顕在化をめぐる歴史的研究」2015年度研究会
      下記の要領で研究発表会を行います。興味のある方は、是非、ご来聴下さい。
      日時 2016年3月27日(日)12時30分-19時(終了予定)
      場所 京都大学文学部校舎2階 第3演習室
      【研究発表】
      剱持あずさ(近畿大学)「初期ルネサンスの素描をめぐって―フィリッピーノ・リッピを中心に」
      宮崎もも(大和文華館)「筆跡を残す表現の効果―松村景文作品に注目して」
      平川佳世(京都大学)「近世ドイツ版画における手の痕跡」
      深谷訓子(京都市立芸術大学)「16、17世紀の絵画論に見る様式観とタッチの問題」
      安田篤生(愛知教育大学)「尾形光琳筆「太公望図屏風」(京都国立博物館)について」
      阿部成樹(中央大学)「アンリ・フォシヨンにおける手と手仕事をめぐって」

    • 「作品における制作する手の顕在化をめぐる歴史的研究」2014年度研究会
      下記の要領で研究発表会を行います。興味のある方は、是非、ご来聴下さい。
      日時 2014年12月21日(日)13時-16時(終了予定)
      場所 京都大学文学部新館2階 第3演習室
      【研究発表】
      吉田朋子(京都ノートルダム女子大学)「フラゴナールにおける「手」-『幻想的肖像画』と『狂乱のオルランド』を中心に」
      永井隆則(京都工芸繊維大学)「第三共和制下の官展絵画における<fini(仕上げ)>の意味」
      根立研介(京都大学)「院政期の佛像銘記から見る仏師の仏像制作への関与の在り方をめぐって」
    • 下記のコロッキウムにおいて本科研に関する研究発表も行われます。
      Kyoto Art History Colloquium: Sacred and Profane in Early Modern Art
      日時 2014年10月4日(土)13時-19時
      場所 京都大学文学部新館 地下大会議室
      詳しくはこちらをご覧ください。
    • 「作品における制作する手の顕在化をめぐる歴史的研究」2013年度研究会
      日時 2013年10月26日(土)午後2時-午後6時(終了予定)
      場所 京都大学文学部新館2階 第3演習室
      【研究発表】
      中村俊春(京都大学)「様式への意識と油彩スケッチ愛好-「制作する手の顕在化」をめぐる歴史研究のための序章」
      ※「美術史における転換期の諸相」(科学研究費補助金・基盤研究B・研究代表者根立研介)と合同開催
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    西洋美術史 教員紹介 中村俊春 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics_and_art_history/aah-wah_nakamu/ Mon, 21 Apr 2014 20:30:20 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=22744 西洋美術史トップページへ/English

    中村俊春(なかむら・としはる) 博士(文学) 専門は17世紀フランドルおよびオランダ絵画

    主な研究テーマ

    • ルーベンスおよびその工房、専門画家との共作、工房助手としてのヴァン・ダイクとの関係
    • 17, 18世紀における素描、油彩スケッチ、未完成作に対する美的趣味の形成
    • 17世紀北方ヨーロッパにおける家族、母子、家庭の表象

    経歴

    1987年京都大学文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。国立西洋美術館研究員等を経て、1993年京都大学文学部・文学研究科助教授、2003年より2018年まで同研究科教授。

    著書

    • Toshiharu Nakamura, Inspiration and Emulation: Selected Studies on Rubens and Rembrandt, Kayo Hirakawa (ed.), Peter Lang, Bern, 2019.
    • 『ペーテル・パウル・ルーベンス―絵画と政治の間で』, 三元社, 2006年.

    編著書・監修

    • Kyoto Studies in Art History, vol. 2: Appreciating the Traces of an artist’s Hand, Department of Aesthetics and Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2017.
    • 『作品における制作する手の顕在化をめぐる歴史的研究』平成25年度~平成29年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書, 2017年.
    • 『美術フォーラム21』33「特集:美術に見る人生の諸段階」, 醍醐書房, 2016年.
    • Images of Familial Intimacy in Eastern and Western Art, The Intimate and the Public in Asian and Global Perspective, vol. 4, Brill, Leiden and Boston, 2014.
    • 展覧会図録『ルーベンス―栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』, 毎日新聞社, 2013年.
    • Essays for the Exhibition Catalogue, Rubens: Inspired by Italy and Established in Antwerp, The Mainichi Newspapers, Tokyo, 2013.
    • 『芸術家と工房の内と外―学習・共同制作・競争の諸相』平成21年度~平成24年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書, 2013年.
    • 『絵画と私的世界の表象』(シリーズ『変容する親密圏/公共圏』第3巻), 京都大学学術出版会, 2012年.
    • 『前近代における「つかのまの展示」研究』平成17年度~平成20年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書,2009年.
    • 展覧会図録『フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展』, 国立新美術館, 2007年.
    • Milkmaid by Vermeer and Dutch Genre Painting, The Tokyo Newspapers, Tokyo, 2007.
    • Rembrandt as Norm and Anti-Norm: Papers Given at a Colloquium Held at the Graduate School of Letters, Kyoto University, December 15, 2002, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2004.
    • 展覧会図録『フランス・ハルスとハールレムの画家たち』, 東京新聞, 2003年.
    • 展覧会図録『リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学コレクションによる「光と闇-華麗なるバロック絵画展」』, 東京新聞, 1997年(越川倫明との共著).
    • 展覧会図録『レンブラント―彼と師と弟子たち』, 東京新聞, 1992年
    • 展覧会図録『ルーベンスと工房《ソドムを去るロトとその家族》』, 国立西洋美術館, 1994年.
    • Rubens and His Workshop: The Flight of Lot and His Family from Sodom, The National Museum of Western Art, Tokyo, 1994.

    共著

    • 大野芳材、中村俊春、宮下規久朗、望月典子『西洋美術の歴史』6「17~18世紀—バロックからロココへ、華麗なる展開」, 中央公論新社, 2016年(執筆部分:序章、第3章「17世紀ネーデルラントの美術」, 17–52, 397–524頁).

    論文

    • “The Penitent Magdalene from the Former Joseph Robinson Collection: Young van Dyck Working up Rubens’s Conception”, Justus Lange and Birgit Ulrike Münch (ed.), Reframing Jordaens: Pictor Ductus-Techniques-Workshop Practice, Petersberg, 2018, pp. 75-91.
    • “Rubens and the History of the Oil Sketch”, Toshiharu Nakamura (ed.), Kyoto Studies in Art History, vol. 2: Appreciating the Traces of an Artist’s Hand, Department of Aesthetics and Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2017, pp. 19-39.
    • 「フェリペ4世の宮廷とルーベンス—《ラス・メニーナス》の解釈に関連づけて」大高保二郎監修『公開国際シンポジウム報告集「ベラスケスとバロック絵画—影響と同時代性、受容と遺産』, 2016年, 19–28頁.
    • 「美術に見る人生の諸段階」『美術フォーラム21』33「特集:美術に見る人生の諸段階」, 2016年, 26–28, 142–144頁.
    • 「17世紀オランダおよびフランドル風俗画の中の老人のイメージ—来世を前にした人生の段階」『美術フォーラム21』33「特集:美術に見る人生の諸段階」, 2016年, 76–81, 141頁.
    • “Frans Hals’s Painterly Style and His Tronie-like Genre Paintings: An Examination of the Influence of Flemish Head Studies”, Kayo Hirakawa (ed.), Kyoto Studies in Art History, vol. 1: Sacred and Profane in Early Modern Art, Department of Aesthetics and Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2016, pp. 59-84.
    • 「17世紀フランドル絵画とオランダ絵画なのか、それとも17世紀ネーデルラント絵画なのか?―2つの画派への区分の是非考」『美術史における転換期の諸相』平成23年~平成26年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書(研究代表者根立研介), 2015年, 17―36頁.
    • “How to Construct Better Narrative Compositions: Rembrandt’s Probable Teaching Methods and Instruction”, Kayo Hirakawa (ed.), Aspects of Narrative in Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2014, pp.  73-84.
    • “An Introduction to Interpreting Images of Family, Mother and Child, and the Home”, Toshiharu Nakamura (ed.), Images of Familial Intimacy in Eastern and Western Art, Brill, Leiden and Boston, 2014, pp. 1-53.
    • “Rubens’s Painting Practice: Some Considerations on His Collaboration with Specialists and His Relationship with Van Dyck as Workshop Assistant”, Toshiharu Nakamura (ed.), Essays for the Exhibition Catalogue, Rubens: Inspired by Italy and Established in Antwerp, The Mainichi Newspapers, Tokyo, 2013, pp. 5-20.
    • 「ヴァン・ダイクのジレンマ―工房助手としての仕事と独自性提示の試み」『芸術家と工房の内と外―学習・共同制作・競争の諸相』平成21年度~平成24年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書(研究代表者中村俊春), 2013年, 95-117頁.
    • 「家族、母子、家庭のイメージ読解のための序論」中村俊春(編)『絵画と史的世界の表象』, 京都大学学術出版会, 2012年, 1-60頁.
    • 「旧ジョセフ・ロビンソン所蔵のヴァン・ダイク作《改悛のマグダラのマリア》」『京都美学美術史学』11, 2012年, 191-216頁.
    • 「対抗宗教改革期の裸体表現批判とルーベンス―芸術的審判のあり方をめぐって」『西洋美術研究』16, 2012年, 85-110頁.
    • 「絵画学習における模写の役割と工房模写の評価・受容-ネーデルラントの事例を中心に」『模倣の意味と機能をめぐる研究-写す・抜き出す・変容させる』平成19年度~平成22年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書(研究代表者根立研介), 2011年, 17-35頁.
    • 「ルーベンス工房のヴァン・ダイク」『京都美学美術史学』10, 2011年, 39-83頁.
    • 「《ファン・ロイエン花鳥画》の作者再考」『京都美学美術史学』9, 2010年, 205-225頁.
    • 「家族、母子、家庭のイメージ読解のための序論」京都大学グローバルCOE『親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点』国際共同研究2「東西の美術における家庭、女性、子供の表象」研究成果報告書(研究代表者中村俊春), 2010年, 7―26頁.
    • 「枢機卿フェルディナンド親王のアントウェルペン入市行進―祝祭装置に込められた政治的メッセージ」『前近代における「つかのまの展示」研究』平成17年度~平成20年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書(研究代表者中村俊春), 2009年, 149―174頁.
    • 「切断されたメドゥーサの頭部―ルーベンスによる美術愛好家に向けての恐怖とおぞましさの演出」『〈醜〉と〈排除〉の感性論―否定美の力学に関する基盤研究』平成17年度~平成19年度科学研究費補助金基盤研究(A)研究成果報告書(研究代表者宇佐美文理), 2008年, 93―108頁.
    • 「家庭を描いた17世紀オランダ風俗画の中の主婦と女の使用人」『フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展』 国立新美術館, 2007年, 34―43頁.
    • “Housewives and Maidservants in Dutch Seventeenth Century Paintings”, Toshiharu Nakamura (ed.), Milkmaid by Vermeer and Dutch Genre Painting, The Tokyo Newspapers, Tokyo, 2007, pp. 14-21.
    • 「近世ヨーロッパにおける平和と戦争のイメージ―80年戦争の時代のネーデルラントを中心に」紀平英作編『グローバル化時代の人文学』下, 2007年, 197―227頁.
    • 「自立への苦闘―若きヴァン・ダイクとルーベンス」『西洋美術研究』13, 2007年, 158―184頁.
    • 「1603年のルーベンスのスペイン行と2点の絵画」小佐野重利編『旅を糧とする芸術家』三元社, 2006年, 121―164頁.
    • 「ヴァン・ダイクとチャールズ1世―イギリス時代を概観して」『西洋美術研究』12, 2006年, 47―67頁.
    • 「ルーベンス工房と模写のマーケティング」『西洋美術研究』11, 2004年, 144-166頁(中村俊春解説・注釈, 平川佳世史料翻訳).
    • “Rembrandt’s Blinding of Samson: A Work for Artistic Emulation with Rubens?”, Akira Kofuku (ed.), Rembrandt and Dutch History Painting in the 17th Century, The National Museum of Western Art, Tokyo, 2004, pp. 123-138.
    • “Rembrandt’s Andromeda”, Toshiharu Nakamura (ed.), Rembrandt as Norm and Anti-Norm: Papers Given at a Colloquium Held at the Graduate School of Letters, Kyoto University, December 15, 2002,  Graduate School of Letters, Kyoto University, 2004, pp. 31-60.
    • 「ジョン・シングルトン・コプリーと同時代的歴史画」『西洋美術研究』10, 2004年, 130-144頁.
    • 「ルーベンスの古代彫刻への視線とアンニバレ・カラッチとの接点」『西洋美術研究』7, 2002年, 57-75頁.
    • 「ハールレム・マニエリムスとファン・マンデルの絵画観」『フランス・ハルスとハールレムの画家たち』東京新聞, 2003年, 21-29頁(英訳:”Haarlem Mannerism and Karel van Mander’s View of Painting”, 同書, 138-142頁).
    • 「ルーベンスと「ペルセウスとアンドロメダ」-寓意・彫刻・自然」吉田城編『テクストからイメージへ』京都大学学術出版会, 2002年, 105-186頁.
    • 「レスタ、ルーベンス、ファン・ディーペンベーク」『西洋美術研究』8, 2002年, 177-182頁.
    • 「これはオランダの最も優れた画家によって描かれたのか?-「ファン・ロイエン花鳥画」考」『美術フォーラム21』4, 2001年, 59-67頁.
    • 「ネーデルラントのイコノクラスムとデイヴィッド・フリードバークの研究」『西洋美術研究』6, 2001年, 72-76頁.
    • 「風景画の制作-ヨアヒム・フォン・ザントラルトの『ドイツのアカデミー』より」『西洋美術研究』2, 1999年, 162-170頁.
    • 「ルーベンス作《戦争の惨禍》-マルスとヴィーナスに関する説話・富意・図像表現の伝統からの考察」『西洋美術研究』1, 1999年, 49-82頁.
    • 「美術史と鑑定-絵画作品の作者推定の問題を中心に」太田喬夫編『芸術学を学ぶ人のために』世界思想社, 1999年, 31-54頁.
    • 「ルーベンスと花の静物画―《パウシアスとグリュケラ》をめぐって」『リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学コレクションによる「光と闇-華麗なるバロック絵画展」』東京新聞, 1997年, 31-38頁(英訳:”Rubens and Flower Still Life Paintings: Regarding ‘Pausias and Glycera'”, 同書, 163-168頁).
    • 「ルーベンスとティツィアーノ―「模倣」から「競作」へ(3)」京都大学文学部美学美術史学研究室『研究紀要』18, 1997年, 35―75頁.
    • 「ルーベンスとティツィアーノ―「模倣」から「競作」へ(2)」京都大学文学部美学美術史学研究室『研究紀要』17, 1996年, 29―78頁.
    • 「ルーベンス作《高徳の英雄》と《酔っぱらったヘラクレス》をめぐって」『美術史』45/2 (140), 1996年, 138―157頁.
    • 「画商ヴァシィの問い―美術史における贋作の位置」科学研究費研究成果報告書『想像力-その評価をめぐる比較美学的考察』(研究代表者岩城見一), 京都大学文学部, 1996年, 131―147頁.
    • 「ルーベンスとティツィアーノ―「模倣」から「競作」へ(1)」京都大学文学部美学美術史学研究室『研究紀要』16, 1995年, 57―91頁.
    • 「17世紀の北方絵画とイタリア―ルーベンスとレンブラントの場合」土肥美夫編 『北方ヨーロッパの美術』岩波書店,1994年, 103―143頁.
    • 「17世紀フランドル絵画―《花環の聖母子》とその受容に関する考察」『芸術学フォーラム』3「西洋の美術」勁草書房, 1992年, 208―230頁.
    • 「レンブラント工房と師匠としてのレンブラント」『レンブラントー彼と師と弟子たち』, 東京新聞, 1992年, 27―45頁(英訳:”Rembrandt’s Workshop and Rembrandt as a Teacher”, 同書, 199ー209頁).
    • 「レンブラント研究の現在」『三彩』538, 1992年, 8-20頁.
    • 「視覚表現の多義性と解釈-カラヴァジオの《マタイの召命》に関する一考察」京都大学美学美術史学研究会編『芸術と理論の歴史』, 1990年, 思文閣出版, 270―279頁.
    • “Kandinsky, ‘Improvisation Klamm’: Die Hermonie der Gegensaetze und Widersprueche”, 科学研究費研究成果報告書『身体性の記号化としての芸術』(研究代表者新田博衞), 1990年, 53ー76頁.
    • 「17世紀のフランドルとオランダ絵画」神林恒道, 潮江宏三編『西洋の美術-新しい視座から』, 昭和堂, 1989年, 131―158頁.
    • 「ルーベンス作《キリストの笞打ち》をめぐって」『美術史』37/2 (124), 1988年, 109―121頁.
    • 「ルーベンス《セネカの死》―古典受容の一様相」『美学』44/3, 1987年, 50―62頁.

    書評・展覧会評・その他

    • 表紙解説「ピーテル・デ・ホーホ《食料貯蔵室の女と子供》」『美術フォーラム21』33「特集:美術に見る人生の諸段階」, 2016年, 133–136頁.
    • 座談会「中世における記憶と忘却」赤江雄一、小池寿子、松田隆美、木俣元一、中村俊春(司会),『西洋美術研究』17, 2013年, 8-28頁.
    • 座談会「芸術と検閲―美術・文学・音楽」長木誠司、野崎歓、中村俊春、三浦篤(司会),『西洋美術研究』16, 2012年, 8-36頁.
    • 展覧会評「<ヨーロッパを住まいとして―1600年頃のミュンヘンにおけるネーデルラントの芸術家たち>展」『西洋美術研究』14, 2008年, 180―187頁.
    • 「芸術家-展覧会-公衆」『西洋美術研究』10, 2004年, 4-8頁.
    • 「パラゴーネをめぐる雑記」『西洋美術研究』7, 2002年, 4-7頁.
    • 大貫隆他編『岩波キリスト教辞典』岩波書店, 2002年(静物画, 風景画, バロック美術, ピーテル・ブリューゲル(父), ボッス, ルーベンス, レンブラントの項目を執筆).
    • 「ラファエロの《スキピオの夢》と3人のスキピオ」『キケロ選集13:月報8』岩波書店, 2000年10月, 8-12頁.
    • 「再考が進む版画家レンブラントのイメージ」『季刊芸術学』5, 京都造形大学通信教育学部, 2000年6月, 10-11頁.
    • 展覧会評「大ザビエル展」『美術フォーラム21』2, 2000年, 159―162頁.
    • 書評「ヴィクトル・ストイキタ『タブローの成立-近代初頭のメタ絵画』」『西洋美術研究』3, 2000年, 171―177頁.
    • 『西洋美術館』小学館, 1999年(青柳正規他との共編著).
    • 「ルーベンスのイタリア滞在-ネーデルラントの伝統との関連で」『地中海学会月報』217, 1999年2月, 5頁.
    • 「マールテン・ド・フォス《最後の晩餐》」『国立西洋美術館年報』27―28, 1996年, 13―19頁(英訳:”Marten de Vos, ‘The Last Supper'”, 同書).
    • 「アドリアーン・ファン・ユトレヒト《猟の獲物と野菜のある静物》」『国立西洋美術館年報』27-28, 1996年, 20-22頁(英訳:”Adriaen van Utrecht, ‘A Still Life of Game and Vegetables'”, 同書).
    • 「ダフィット・テニールス(父)《ヴルカヌスの鍛冶場を訪れたヴィーナス》」『国立西洋美術館年報』25-26, 1994年, 9-11頁(英訳:”David I Teniers, ‘Venus Visiting Vulcan’s Forge'”, 同書).
    • 「ダフィット・テニールス(子)《聖アントニウスの誘惑》」『国立西洋美術館年報』25-26,1994年, 12-14頁(英訳:”David II Teniers, ‘The Temptation of St. Anthony'”, 同書).
    • 「コルネリス・ド・ヘーム《果物籠のある静物》」『国立西洋美術館年報』25-26, 1994年, 15-17頁(英訳:”Cornelis de Heem, ‘Still Life with a Basket of Fruits'”, 同書).
    • 「ルーベンスとレンブラント―バロック・歓喜と内面」『絵画の発見3ルーベンス/レンブラント』学習研究社, 1993年, 69―76頁.
    • 「《雅宴画》の中の女性たち」『アサヒグラフ別冊美術特集西洋編23ヴァトー』1993年, 84頁.
    • 「美術館のニューコレクション―西洋美術館」『美術手帳』576, 1992年8月, 46-47頁.
    • カンディンスキー「『新』芸術は何処へ」五十殿利治、土肥美夫編『ロシア・アヴァンギャルド4:コンストルクツィア-構成主義の展開』国書刊行会, 1991年, 30-36頁.
    • 「静物画」神林恒道他編『芸術学ハンドブック』勁草書房, 1989年, 137-142頁.
    • 「バウハウスのカンディンスキー-理論と創作の間で」『視る―京都国立近代美術館ニュース』242, 1987年8月, 5-7頁.

    翻訳

    • ユッタ・ヘルト『ヴァトー「シテール島への船出」-情熱と理性の和解』(原題:Jutta Held, “Antoine Watteau, Die Einschiffung nach Kythera: Versöhnung von Leidenschaft und Vernunft”) 三元社, 1992年, 2004年.
    • 展覧会カタログ『ドレスデン版画素描館所蔵マルティン・ショーンガウアーと15世紀ドイツ   銅版画』国立西洋美術館, 1991年 (田辺幹之助他との作品解説の共訳, 編集).
    • 展覧会図録『プラハ国立美術館所蔵ブリューゲルとネーデルラント絵画』国立西洋美術館, 1990年(幸福輝他との作品解説の共訳, 編集).
    • フランシス・ハスケル「伝統の重み-フランス・ロマン主義の特性に関する覚え書き」展覧会図録『ドラクロワとフランス・ロマン主義』国立西洋美術館, 1989年, 28-32頁.
    • アンドレアス・グローテ他『ベルリン美術館(西)』岩波書店, 1989年(千足伸行他との共訳).
    • ギュンター・シャーデ他『ベルリン美術館-その歴史とコレクション』岩波書店, 1989年(勝國興他との共訳).
    • ヤン・ビアロストッキ「芸術におけるさまざまな危機」山本正男監修『芸術と社会』玉川大学出版部, 1987年, 37-60頁.

    学会発表・講演等

    • “Rubens and the History of the Oil Sketch”, Kyoto Art History Colloquium: Appreciating the Traces of an Artist’s Hand, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 25. September, 2016.
    • 「フェリペ四世の宮廷とルーベンスー《ラス・メニーナス》の解釈と関連づけて」公開国際シンポジウム『ベラスケスとバロック絵画ー影響と同時代性、受容と遺産』, 早稲田大学小野記念講堂, 2016年3月4日.
    • “Virtues and Vices of Old People in Netherlandish Seventeenth-Century Genre Paintings”, KUASU The 8th Next Generation Global Workshop: Demographic Challenges in the Era of Global Ageing and Migration, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 1. August, 2015.
    • 「17世紀ネーデルラントの風俗画に描かれた老人たち」芸術学関連学会連合第10回公開シンポジウム『日常のポエティックス』, 京都国立近代美術館講堂, 2015年6月13日.
    • “Making of Frans Hals’s Painterly Style: An Examination of the Influence of Antwerp Painters”, Kyoto Art History Colloquium: Sacred and Profane in Early Modern Art, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 4. October, 2014.
    • “Notes on the Interpretation of Dutch Seventeenth-Century Genre Painting”, Kyoto University and National Taiwan University Symposium 2014, Kyoto University, Kyoto, 1. September, 2014.
    • 「若き画家たちの師としてのレンブラント」 連続講演会『東京で学ぶ京大の知』シリーズ14「美術研究最前線」, 京都大学東京オフィス, 2014年2月27日.
    • “How to Construct Better Narrative Compositions: Rembrandt’s Probable Teaching Methods and Instruction”, The International Workshop for Young Researchers: Aspects of Narrative in Art History,  Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2-3 December 2013.
    • 「様式への意識と油彩スケッチ愛好-「制作する手の顕在化」をめぐる歴史研究のための序章」『作品における制作する手の顕在化をめぐる歴史的研究』研究会, 京都大学文学研究科, 2013年10月26日.
    • 「 ルーベンス工房と若き日のヴァン・ダイク 」『ルーベンスー栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』展記念講演会, 新潟県立近代美術館, 2013年6月29日.
    • “The Penitent Magdalene from the Former Joseph Robinson Collection: Young Van Dyck Working up Rubens’s Conception”,  International Symposium: Jacob Jordaens: Origin, Transformation, Conservation, Gartensaal der Orangerie, Kassel, Germany, 7 May 2013.
    • 「 巨匠ルーベンスの仕事ぶり」『ルーベンスー栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』展記念講演会, 北九州市立美術館, 2013年4月28日.
    • 「ルーベンス―マントヴァの宮廷画家からヨーロッパの画家へ」『ルーベンス―栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』展記念講演会, 東京イタリア文化会館, 2013年3月9日.
    • “Young Van Dyck as an Imitator of Rubens and His Struggle for Novelty”, Beijing Forum 2011: The Harmony of Civilizations and Prosperity for All, Panel V: Artistic Heritage and Cultural Innovation, Beijing University, Beijing, 6 November 2011.
    • 「ルーベンス工房におけるヴァン・ダイク-弟子と助手の位置づけ考」『芸術家と工房の内と外』研究会, 京都大学文学研究科, 2010年10月3日.
    • 「17世紀のオランダ絵画に見る親密圏の表象」国際シンポジウム『変容する親密圏/公共圏』, 京都大学文学研究科, 2009年12月5日
    • 「オランダ・フランドル絵画の17世紀」『ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画』記念講演会, 京都市美術館, 2009年9月5日.
    • 「花の静物画家としてのヤン・ブリューゲル(父)」『ウィーン美術史美術館蔵静物画の秘密展』記念シンポジウム「西洋の静物画」兵庫県立美術館, 2009年1月31日.
    • 「オランダ風俗画に描かれた女性のイメージ」『フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展』記念講演会, 国立新美術館, 2007年10月13日.
    • 「ルーベンスとアントウェルペンの画家たち」『ベルギー王立美術館展』記念講演会, 国立国際美術館, 2007年4月28日.
    • 「画家たちの競演―ルーベンスの時代のアントウェルペンの絵画」『ベルギー王立美術館展』記念講演会, 国立西洋美術館, 2006年11月4日.
    • 「「失われた」古代絵画を再生させる-ルーベンスとティツィアーノ」京都大学春秋講義, 京都大学百周年時計台記念館百周年記念ホール, 2004年10月18日.
    • 「オランダ絵画における日常への眼差しと寓意」『フランス・ハルスとハールレムの画家たち』展記念講演会、豊橋市美術博物館、2003年12月20日.
    • 「ヴァン・ダイクとチャールズ1世」地中海学会秋期連続講演会『宮廷をめぐる芸術』,ブリヂストン美術館, 2003年11月1日.
    • 「レンブラント作《目を潰されるサムソン》-ルーベンスへの挑戦作という位置づけをめぐって」国際シンポジウム『レンブラントと17世紀オランダ物語画』国立西洋美術館, 2003年9月14日.
    • 「バロック絵画における裸体表現-自然主義と理想主義」国際シンポジウム『ヴァン・ダイクとフランドル美術』 日本大学芸術学部, 2003年1月10~11日.
    • “Rembrandt’s Andromeda”, International Colloquium: Rembrandt as Norm and Anti-Norm, Graduate School of Letters, Kyoto University, December 15 2002.
    • 「西洋美術史における複製・贋作の諸相」第54回美術史学会全国大会シンポジウム『美術と真贋』神戸大学, 2001年5月26日.
    • 「16・17世紀風景画の展開」『ロンドン大学コートールド・ギャラリー所蔵 16-17世紀オランダ・フランドル風景素描の世界展 風景画ができるまで』記念講演会, 郡山市立美術館, 2001年3月20日.
    • 「レンブラントのエッチング」『日蘭交流記念400周年レンブラント版画展』記念講演会,佐倉市立美術館, 2000年4月23日.
    • 「フランドル絵画の巨匠たち」『ベルギー絵画 20世紀の巨匠展』記念講演会, 富山県立近代美術館, 2000年4月22日.
    • 「ヴァン・ダイクとルーベンス」『ヴァン・ダイク生誕400周年記念シンポジウム』東北大学, 1999年11月20日.
    • 「ルーベンスとその時代」『ルーベンスとバロック絵画の巨匠たち展』記念講演会, ひろしま美術館, 1999年3月21日.
    • 「ファン・メーヘレンがフェルメールを描く-贋作者と美術史」ブリヂストン美術館土曜講座『FAKE-贋作とオリジナルの間隙』, 1998年6月27日.
    • 「バロック絵画の制作現場」『リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学美術館コレクションによる「光と闇-華麗なるバロック絵画展」』記念講演会, 宮城県美術館, 1997年9月21日.
    • 「17世紀フランドル絵画の諸相をめぐって」『リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学美術館コレクションによる「光と闇-華麗なるバロック絵画展」』記念講演会, 高松市立美術館, 1997年8月10日.
    • 「リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学所蔵のバロック絵画」『リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学美術館コレクションによる「光と闇-華麗なるバロック絵画展」』記念講演会, 東武美術館, 1997年7月12日.
    • 「視覚の誘惑―「ペルセウスとアンドロメダ」説話の絵画化をめぐって」京都大学文学研究科公開シンポジウム『西洋における表象文化―文学と芸術の間』京都大学, 1996年11月30日.
    • 「ルーベンス作《高徳の英雄》と《酔っぱらったヘラクレス》をめぐって」第48回美術史学会全国大会, 同志社大学, 1995年5月28日.
    • 「ティツアーノとルーベンス」ブリヂストン美術館土曜講座『色彩画家の系譜』, ブリヂストン美術館, 1993年6月12日.
    • 「ネーデルラントにおける風景画の成立とその展開」『ブリューゲルとネーデルラント風景画』展記念講演会, 国立西洋美術館, 1990年4月21日.
    • 「ルーベンス作『アマゾンの戦い』―芸術コレクションという観点から」美術史学会西支部例会, 大阪市立東洋陶磁美術館, 1989年1月28日.
    • 「ルーベンス作《キリストの笞打ち》をめぐって」第40回美術史学会全国大会, 九州大学文系キャンパス, 1987年5月17日.
    • 「ルーベンス《セネカの死》-古典受容の一様相」美学会西支部第160回研究発表会, 京都工芸繊維大学, 1986年9月27日.

    展覧会企画・監修

    • 『ルーベンス―栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』展, Bunkamura ザ・ミュージアム, 2013年3月9日~4月21日; 北九州市立美術館, 4月28日~6月16日; 新潟県立近代美術館, 6月29日~8月11日.
    • 『フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展』, 国立新美術館, 2007年9月26日~12月17日.
    • 『日蘭交流400周年レンブラント版画展』小田急美術館, 2000年3月15日~4月9日; 佐倉市立美術館, 4月14日~5月18日; 高松市美術館, 6月2日~7月2日; 美術館「えき」KYOTO, 7月5日~7月24日; 北海道立帯広美術館, 8月18日~9月27日.
    • 『フランス・ハルスとハールレムの画家たち』展, 新潟県立万代島美術館, 2003年10月7日~11月30日; 豊橋市美術館, 12月6日~2004年1月18日; 佐倉市立美術館, 1月24日~3月7日.
    • 『リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学コレクションによる「光と闇-華麗なるバロック絵画展」』平塚市美術館, 1997年4月26日~6月8日; 東武美術館, 6月19日~7月27日;  高松市美術館, 8月5日~9月7日; 宮城県美術館, 9月13日~10月26日.
    • 『レンブラント―彼と師と弟子たち』, Bunkamura ザ・ミュージアム, 1992年4月15日~6月7日; 川村記念美術館, 6月13日~8月2日; 山口県立美術館, 8月7日~9月16日.
    • 『ルーベンスと工房《ソドムを去るロトとその家族》』展, 国立西洋美術館, 1993年7月13日~8月9日.

    研究プロジェクト

    • 『「作品における制作する手の顕在化」をめぐる歴史的研究』2013~2017年度科学研究費補助金基盤研究(B)
    • 『芸術家と工房の内と外―学習・共同制作・競争の諸相』2009年度~2012年度科学研究費補助金基盤研究(B)
    • 『東西の美術における家庭、女性、子供の表象』京都大学グローバルCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」2008~2009年度国際共同研究
    • 『前近代における「つかのまの展示」研究』2005年度~2008年度科学研究費補助金基盤研究(B)
    • 『ルーベンスの女性表現―古代およびルネサンス美術との関連からの考察』2001年度~2003年度科学研究費補助金基盤研究(C)
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