ドイツ語学ドイツ文学専修ホームページ – 京都大学大学院文学研究科・文学部 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp 研究科・学部・附属施設紹介、入試情報や研究プロジェクトの案内。 Fri, 01 Apr 2022 09:16:20 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 川島 隆(かわしま たかし)准教授 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-kawashima/ Fri, 14 Dec 2018 05:26:53 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=28542 研究テーマと関心領域
●自己紹介
1976年京都府長岡京市に生まれ、奈良県奈良市の新興住宅地で育ちました。2004年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。滋賀大学特任講師・特任准教授をへて、2013年から現職。

●研究テーマ
カフカの文学を「オリエンタリズム」の観点から読むという研究から出発して、ジェンダー論やメディア論の問題意識に立脚して近現代のドイツ文学を読む仕事をしています。近年は児童文学にも関心の重点があり、スイスの女性作家ヨハンナ・シュピーリの『ハイジ』とその国際的な受容を研究対象としています。

主な著作

●著書
『カフカの〈中国〉と同時代言説――黄禍・ユダヤ人・男性同盟』、彩流社 2010
『カフカ「変身」(NHK 100分de名著)』、NHK出版 2012

●共著
青地伯水編『文学と政治――近現代ドイツの想像力』、松籟社 2017
青地伯水編『映画でめぐるドイツ――ゲーテから21世紀まで』、松籟社 2015
青地伯水編『啓蒙と反動』、春風社 2013
ちばかおり/川島隆『図説 アルプスの少女ハイジ――「ハイジ」でよみとく19世紀スイス』河出書房新社 2013
松浦さと子/川島隆編『コミュニティメディアの未来――新しい声を伝える経路』、晃洋書房 2010

●訳書
多和田葉子編(川島隆編集協力)『ポケットマスターピース01 カフカ』、集英社 2015
ジャン=ミシェル・ヴィスメール『ハイジ神話――世界を征服した「アルプスの少女」』、晃洋書房 2015
ペーター・ビュトナー『ハイジの原点――アルプスの少女アデライーデ』、郁文堂 2013年

最近の授業

2018年度
講義:ジェンダーから見たドイツ文学
特殊講義:「フクシマ」をめぐるドイツの報道
学部演習:ユーゴ内戦とドイツ文学
大学院演習:ドイツの書簡文化
学部・大学院演習:ドイツ語学ドイツ文学の諸問題
2017年度
講義:ドイツ文学に描かれた「他者」像
特殊講義:カフカと東アジア文化
学部講読:ドイツの移民文学を読む
学部演習:第二次世界大戦とドイツ文学
大学院演習:コロニアリズムから見たドイツ文学
学部・大学院演習:ドイツ語学ドイツ文学の諸問題
2016年度
講義:ヨハンナ・シュピーリと「ハイジ」の世界
特殊講義:「編集」から見るドイツ文学史
学部講読:小説で読むドイツ難民受け入れ問題
学部演習:第一次世界大戦とドイツ文学
大学院演習:児童文学とポップカルチャー
学部・大学院演習:ドイツ語学ドイツ文学の諸問題
2015年度
講義:文化史で読むカフカ
特殊講義:20世紀のドイツ児童文学とドイツ社会
学部講読:ドイツから見た日本
学部演習:ドイツ文学と戦争の表象
大学院演習:ドイツ文学研究とジェンダー
学部・大学院演習:ドイツ語学ドイツ文学の諸問題
2014年度
講義:ドイツの児童文学
特殊講義:カフカ文学の諸相
学部講読:ドイツの「フクシマ」関連ルポルタージュ
学部演習:アンデルセン研究の現在
大学院演習:「人魚」と「水の女」をめぐる文学研究
学部・大学院演習:ドイツ語学ドイツ文学の諸問題
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現在進行中の読書会 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-meetings/ Fri, 24 Feb 2012 03:38:49 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=10395 研究室で行われている読書会・勉強会は、基本的にだれにでも開かれた集まりです。
参加に関しては、各会の主催者または独文研究室まで、お気軽にお問い合わせください。

水曜(16:30~18:00)
※隔週開催
◆トーマス・マン読書会 
Thomas Mann: Der Zauberberg
トーマス・マンの『魔の山』(1924)を最初から最後まで読み通す……を目標に作られた会。発足は2002年にまで遡ります。ようやく第二部に突入しました。ともすれば見過ごしてしまいがちな、この作品中の「笑い」の数々を再発見しながら読んでいます。〔主宰:川島隆〕
金曜(13:15~14:45) ◆哲学・思想書読書会 
Philosophische Gedanken
狭義のドイツ文学にとらわれず、西洋文化全般に対する広範な関心を養うために発足された会。コロナ禍で一時中断していましたが、このたびルカーチ『小説の理論』を皮切りに再開する運びとなりました。ドイツ語圏に限らず、さまざまな哲学者の著作を読んでいく予定です。〔主宰:網谷優司〕
曜日未定 ◆ラカン読書会
Jacques Lacan: Séminaires
精神分析は、現代では廃れた学問だと思われがちですが、文学・社会学・心理学・精神医学などを研究しているといまだに影響力があることがわかります。本読書会では、岩波文庫の翻訳で「セミネール」を読むことで精神分析についての基礎知識を習得することを目指します。〔主宰:網谷優司〕
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研究報告 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-publications/ Fri, 24 Feb 2012 03:18:17 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=10383 『研究報告』は、京都大学独文研究室所属の大学院生が中心になって発行している雑誌です。
※現在、第25号まで刊行されています。

第25号(2011年)

西尾宇広 友人たちのデモクラシー
―クライスト『ヘルマンの戦い』における友情の論理―
田辺真理 E.T.A.ホフマン『ある劇場監督の奇妙な悩み』について
土屋京子 「わたし」について語る猫
―自伝文学とE.T.A.ホフマンの『牡猫ムルの人生観』―
麻生陽子 「鏡像」の詩学
―アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフの『ユダヤ人のブナの木』―
宇和川雄 バラージュ、コメレル、ベンヤミンと無声映画の時代
―「動物の身振り」のなかで―
風岡祐貴 インゲボルク・バッハマンの『出航』にみる「抵抗」の表現について

第24号(2010年)

西尾宇広 公/私をめぐる価値観の交錯―クライスト『ミヒャエル・コールハース』―
土屋京子 博物学の夢想と冒瀆
―E.T.A.ホフマンの『ハイマトカーレ』と『蚤の親方』―
藤原美沙 「二人の女性と「子ども時代」の関係―アイヒェンドルフの短篇『誘拐』より―
熊谷哲哉 カール・デュ・プレルの心霊研究における科学と発達
池田あいの 音楽的翻訳の可能性―ブロート、ヤナーチェク、カフカ―
宇和川雄 イメージ世界の観相学―1931年頃のベンヤミンのイメージ思考について―
武田良材 コインの亡命小説の風刺について
―長編小説『急行三等車』をめぐる議論を中心に―
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2021年度講義題目 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-seminars/ Tue, 07 Feb 2012 03:01:29 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=10250 学部科目
担当者 種別 時限 場所 題目
Dieter Trauden 外国人実習 月3 独文研 Deutsche Erzählungen
松村 朋彦 演習Ⅱ 火2 松村研 Hermann Hesse: Demian
川島 隆 演習Ⅰ 水4 川島研 世界文学とドイツ文学
飯島 雄太郎 講読(前) 水5 4演 トーマス・ベルンハルト『石灰工場(Das Kalkwerk)』を読む
山口 知廣 講読(前) 木4 3演 ミヒャエル・エンデ『モモ』を読む
林 英哉 講読(後) 月2 11演 Elizabeth Zoeller: Anton oder die Zeit des unwerten Lebens (2004)講読
松村 朋彦 講読(後) 水3 1演 プロイスラー『クラバート』を読む
松村 朋彦 講義(前) 金2 6講 ドイツ文学入門
川島 隆 講義(後) 金2 6講 ドイツ文学とその視覚化

学部・大学院共通科目

担当者 種別 時限 場所 題目
Dieter Trauden 特殊講義 木3 独文研 Einführung in die deutsche Lyrik
岡田 暁生 特殊講義 火3 6講 【前】リズムの哲学
【後】リズム史としての西洋音楽史
河崎 靖 特殊講義(前) 金3 共北21 印欧語学・ゲルマン語学入門
川島 隆
松村 朋彦
特殊講義 金4 3演 【前】「病気」で読むドイツ文学
【後】神話とドイツ文学
松村 朋彦
川島 隆
演習Ⅲ 金5 2演 ドイツ語学ドイツ文学の諸問題

大学院科目

担当者 種別 時限 場所 題目
松村 朋彦 演習 水2 松村研 Goethe: Die Leiden des jungen Werther
川島 隆 演習 水3 川島研 ドイツ文学と政治
細見 和之 特殊講義(前) 火5 人環533 ベンヤミンの『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』に見られる彼の初期思想
細見 和之 演習(後) 火5 人環533 ベンヤミン『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』における批評概念について。

 

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今年度の授業時間割 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-time_table/ Wed, 01 Feb 2012 08:29:59 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=10157 ●学部 →講義題目(未編集)
1
2 松村

演習Ⅱ
独文研
(前)松村
(後)川島
講義

6講
3 トラウデン

外国人実習
独文研
岡田

特殊講義
6講
(前)飯島

講読
6演
トラウデン

特殊講義
独文研
(前) 河崎

特殊講義
人環233
4 (後)松村

講読
1演
川島

演習Ⅰ
川島研
(前)川島
(後)松村
特殊講義

2演
5 山下

講読
9演
松村・川島

演習Ⅲ
2演

 

●大学院 →講義題目(未編集)
1
2 松村

演習
独文研
3 岡田

特殊講義
6講
川島

演習
川島研
トラウデン

特殊講義
独文研
(前) 河崎

特殊講義
人環233
4 (前)川島
(後)松村
特殊講義

2演
5 細見

(前)特殊講義
(後)演習
人環553
松村・川島

演習Ⅲ
2演

 

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松村朋彦(まつむら ともひこ)教授 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-matsumura/ Wed, 01 Feb 2012 08:02:55 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=10148 研究テーマと関心領域
●自己紹介
1959年京都市に生まれ、おもに京都と大阪のあいだで育ちました。生まれた家は寺町二条、梶井基次郎の名作『檸檬』に出てくる果物屋の向かいでした。このお店は、先年惜しまれつつその歴史を閉じましたが、このかいわいには、今でも昔の京都のたたずまいが残っています。 1983年京都大学大学院文学研究科修士課程修了、京都大学助手、京都府立大学講師・助教授、京都大学大学院文学研究科助教授・准教授をへて、2012年から現職。

●研究テーマ
ゲーテ研究から出発して、心理学、言語、旅行、読書、身体、異文化といったテーマにそくして、近代ドイツ文学を文化史・モティーフ史の観点から考察してきました。先年、近代ドイツ文学の異文化像と、ドイツ文学における五感のモティーフ史にかんする研究に一応の区切りをつけ、現在関心を向けているテーマは次の通りです。
○人間中心主義を超えて――ドイツ文学の他者像:
「人間」と「人間ならざるもの」とのあいだの境界が流動化しつつある現代の状況をふまえて、「人間」の周縁やその外部に位置するものの視点から、ドイツ文学をとらえなおす。

主な著作

●著書
『越境と内省――近代ドイツ文学の異文化像』、鳥影社 2009
『五感で読むドイツ文学』、鳥影社 2017

●共著
青地伯水編『文学と政治――近現代ドイツの想像力』、松籟社 2017
青地伯水編『映画でめぐるドイツ――ゲーテから21世紀まで』、松籟社 2015
青地伯水編『啓蒙と反動』、春風社 2013

最近の授業

2021年度
講義:ドイツ文学入門
特殊講義:神話とドイツ文学
学部演習:Hesse: Demian
学部講読:Preußler: Krabat
大学院演習:Goethe: Die Leiden des jungen Werther
学部・大学院演習:ドイツ語学ドイツ文学の諸問題
2020年度
講義:ドイツ文学と音楽
特殊講義:ドイツ文学のトポロジー
学部演習:Thomas Mann: Tonio Kröger
学部講読:Michael Ende: Der Spiegel im Spiegel
大学院演習:Schiller: Über naive und sentimentalische Dichtung
学部・大学院演習:ドイツ語学ドイツ文学の諸問題
2019年度
講義:恋愛・友情・家族――人間関係から読むドイツ文学
特殊講義:人間主義を超えて――ドイツ文学の他者像
学部演習:【前期】:Rilke: Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge 【後期】ドイツ文学の名作を読む
大学院演習:【前期】エコクリティシズム 【後期】ドイツ文学研究の基礎知識
学部・大学院演習:ドイツ語学ドイツ文学の諸問題
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西村 雅樹(にしむら まさき)名誉教授 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-nishimura/ Tue, 24 Jan 2012 05:02:43 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=9919 研究テーマと関心領域
●自己紹介
1947年京都市生まれ。京都大学文学部ならびに大学院文学研究科で学んだ後、まず愛媛大学教養部、さらに広島大学総合科学部に勤務しました。
広島大学在職中に2年ほどオーストリア政府奨学留学生としてウィーン大学に留学しました。この時のさまざまな見聞は今も大いに役立っています。
2000年からは京都大学大学院文学研究科・文学部の教授を務め、2012年に定年退職しました。現在は、広島大学と京都大学の名誉教授です。

●研究テーマ
ドイツ語圏の文学や文化には広く関心を寄せていますが、主な研究対象は、「世紀末ウィーン文化」と呼ばれる十九世紀末から二十世紀初頭にかけての文化です。文学や音楽や美術や思想などの分野が互いに深く関わりあっていたこの文化を、文学を中心として総合的に研究しています。なかでも、この時期のウィーンの代表的な評論家であるヘルマン・バールの評論活動に強い関心を寄せています。また、このバールをはじめ、ホフマンスタールやヴィトゲンシュタインに見られる、言語化するのが困難な根源的体験の表現という問題にも取り組んでいます。

主な著作

『世紀末ウィーンの知の光景』、著書、鳥影社 2017
『世紀末ウィーン文化探究――「異」への関わり』、著書、晃洋書房 2009
『言語への懐疑を超えて――近・現代オーストリアの文学と思想』、著書、東洋出版 1995
ヘルマン・バール『世紀末ウィーン文化評論集』、編訳書、岩波書店(岩波文庫) 2019
ユーリウス・H・シェプス編『ユダヤ小百科』、訳書(共訳)、水声社 2012
アルブレヒト・ゲース『泉のほとりのハガル』、訳書、日本基督教団出版局 1986
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研究室のメンバー https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-members/ Thu, 12 Jan 2012 04:34:15 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=9911 山口知三 名誉教授

西村 雅樹 名誉教授

教員

松村 朋彦 教授

川島 隆 准教授

大学院

博士課程
D3 山下 大輔
D2 網谷 優司 / 石ケ森 未喜 / 土谷 真理子
D1 杉山 東洋 / エドワルド・ポルドゥニャク

修士課程
M2 曹 瑾 / 藤田 隼風 / 古谷 太樹
M1 中村 峻太郎 / 橋本 大樹

学部

学部生
4回 外崎 宏 / 古田 健四郎
3回 寺田 肯平 / 山田 高嶺 / 和田 千昭

科目等履修生
田中 祥子

聴講生
天谷 航

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研究室紹介 https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-introduction/ Thu, 12 Jan 2012 04:22:26 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=9906 ローテンブルク 九月

ドイツ語学ドイツ文学研究室は、今からおよそ100年前の1907年に、西洋文学第一講座として開設されました。

初代の教授は藤代禎輔(1868-1927)で、近代ドイツ戯曲に研究教育の中心がおかれました。さらにこの伝統は、藤代のあとをついだ成瀬清(1884-1958)へと引きつがれました。第二次大戦後は、大山定一(1904-74)が教授となり、ゲーテからリルケ、トーマス・マンへといたる近現代ドイツ文学の研究と紹介に大きな業績をのこしました。その後、リルケやヘルダーリンの研究と翻訳で知られる谷友幸(1911-81)、トラークルの詩集やゲーテの『西東詩集』の訳業のある平井俊夫(1926-93)、トーマス・マンと亡命文学の研究で知られ、『ドイツを追われた人びと―反ナチス亡命者の系譜』、『廃墟をさまよう人びと―戦後ドイツの知的原風景』、『アメリカという名のファンタジー――近代ドイツ文学とアメリカ』などの著書がある山口知三(1936-)、19世紀後半から20世紀前半にかけてのドイツ語圏の文化について、世紀末ウィーンの文学を中心に研究を進めており、『言語への懐疑を超えて―近・現代オーストリアの文学と思想』、『世紀末ウィーン文化探究―「異」への関わり』などの著作がある西村雅樹(1947-)が、教授として研究室を支えてきました。

現在の専任教員は、松村朋彦教授(1959-)です。
松村教授は、18世紀後半から19世紀前半にかけてのドイツ文学について、文化史、モティーフ史の観点から研究をおこなっており、『越境と内省――近代ドイツ文学の異文化像』などの著作があります。
専任教員の専門分野からもわかるように、研究教育の中心をなしているのは18世紀以降のドイツ文学ですが、それ以外の研究領域についても、人間・環境学研究科や人文科学研究所の教員ならびに学外からの非常勤講師の協力を得て、中世から現代へといたるドイツ語圏の言語文化全般にわたる多種多様な授業が開講されています。

現在、本研究室には、学部・大学院をあわせて約20名の学生が在籍しています。廊下の窓から大文字山を望む文学部新館7階の共同研究室では、他の研究室や研究科の学生たちもまじえた研究会や読書会が活発にひらかれています。近年は、大学間の交流協定を利用してドイツ語圏の大学に留学する学生も多く、ドイツ語圏からの留学生との交流も盛んになりました。また、博士後期課程を終えて博士の学位を取得する学生も少なくありません。大学院生を中心にして毎年刊行されている雑誌『研究報告』は、こうした若い研究者たちの自由で開かれた研鑚の場となっています。

本研究室の研究教育の特色は、講座開設当初から一貫して、原典の綿密な読解を重視する点にあり、この伝統は現在もなお生きつづけています。けれでもその一方で、近年では、狭い意味でのドイツ語学ドイツ文学研究の枠にとらわれることなく、広く西洋の芸術、文化、社会全般に目を向けようとする姿勢が、本研究室のもう一つの特色となっています。

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ドイツ語学ドイツ文学専修ホームページ https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/german_lang_lit/gll-top_page/ Thu, 12 Jan 2012 03:30:16 +0000 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/?p=5119
京都でドイツ文学を研究するということ ―
それは、トーマス・マンの『魔の山』の舞台、
アルプスのサナトリウムで過ごすことと似ている
そう言った人がいました。
「とき」を学び、時代を学ぶということ。
それを可能にする空気が、ここにはあるのです。
ヴュルツブルク市街
研究室紹介 メンバー紹介 授業時間割 『研究報告』 読書会一覧
▼ 更新履歴

2016/04/11  研究室メンバー紹介、時間割と講義題目のページを更新しました。
2015/04/01  研究室メンバー紹介、時間割と講義題目のページを更新しました。
2012/06/19  読書会一覧を更新しました。
京都大学・独文研究室

〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学文学部内(文学部校舎7階 730号)
Tel: (075)753-2826
※ご連絡は、パソコンアドレスでよろしくお願いします。

 

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