[授業の概要・目的]
現代日本が直面している様々な課題を提示し、その問題の所在を明確に見定めた上で、われわれの
従来の思考法の枠を破りつつ、それらに対する解決策・対処策を模索する。それが応用哲学の思考
スタイルである。この授業では、原則的に、一回につき一つの「課題」を設定し、専門を異にする
大学院生が、それぞれの立場から自由に意見を交わしあうことで、知のブレイン・ストーミングを
繰り広げることを目指す。そのことで個々の専門の枠にとらわれず、広い視野に立った議論を展開
できる大学院生の養成を目指す。
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[講義計画]
5月24日 出口康夫(ガイダンス、「総説:応用哲学とは何か」「応用哲学宣言」)
5月31日 神崎宣次(「応用倫理学は問題を解決しないといけないのか」)
6月7日 久木田水生(「ロボットの哲学」)
6月14日 伊勢田哲治(「疑似科学問題」)
6月28日 山口尚(「死んだらおしまい」)
7月5日 水谷雅彦(「無知の哲学」「無知と寛容と信頼と」)
7月12日 海田大輔(「形而上学から科学技術論へ」)
7月26日 Ricki Bliss (Mental Illness and Moral Responsibility)