研究室紹介

院生による研究室紹介

【左写真】

こちらは授業風景ではなく、博士課程に在籍する院生の研究報告合評会の一コマです。

博士課程在籍者は、年次研究報告を提出します。年度末になると博士過程の院生が主体となってその年次研究報告の合評会が開かれます。参加は修士も含めた院生全員と、オブザーバーとして全教授陣が来ます。

司会者がいて、発表者は司会者に促されて自分の論文の要旨を説明します。その後、その論文の担当となっている他の院生から鋭いコメントや疑問が投げられます。発表者は的確に分かり易く、なおかつ聞いている人たちにもきちんと伝わるよう、その問いに答えなければなりません。向こうの席で自分の指導教官が難しい顔をしてレジュメを睨んでいるのが見えるので、発表者にとっては、学会発表とはまた違う緊張に包まれる一瞬です。

もちろん普段の研究や授業においては、京都大学の自由の学風の精神が息づいています。

誠実な予習に基づいた上での、学部生・院生個人の自由な発想力はとても大事にされていますし、一方で丹念で緻密な読解もまた、授業の中で重視されています。

学部生・院生に求められるレベルは始めのうちは高いと感じるかもしれません。けれども先輩方が優しく(時には厳しく)教えてくれることも多いです。そうやって調べ方を学んでいく過程で、中国語学・中国文学の奥深さと面白さをともに感じるようになるのだと思います。

最終更新日 2010/09/01
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