2011.02.05 市民講座・関西中国書画コレクションと京都大学-関西の美術館で楽しむ中国の書

中国から書蹟が請来された歴史は古く、その影響下に日本の書が、さらに遡れば日本の文字が形成されてきたことはいうまでもありません。そして正倉院の御物をはじめ、各時代に流入した貴重な書蹟で現在まで伝承されているものもあります。しかし、国内の所蔵品に限っていえば、私たちが美術館・博物館で目にする作品や、書法を学ぶときの手本として用いる肉筆や碑帖の原本は、多くが近代以後にもたらされたものです。関西では大正から昭和にかけて、京都大学の内藤湖南や、漢学者の長尾雨山、東山に寓居した羅振玉らがブレーンとなり、多くの中国書画コレクションが生まれました。この講座では書の名品を選んで、その伝来や見どころを紹介します。

▼講演:「関西の美術館で楽しむ中国の書」弓野 隆之(大阪市立美術館 主任学芸員)
▼日時:2011年2月5日(土) 14:10~15:30
▼会場:大学コンソーシアム京都(JR京都駅前)第三講義室
▼聴講無料・事前申込不要
  *定員:170名
  *満席の場合はその時点で受付を終了させていただきますのでご了承下さい。
▼主催:京都大学文学研究科
  協力:関西中国書画コレクション研究会
▼問い合わせ先:京都大学文学研究科総務掛 TEL:075-753-2700