復旦大学文史研究院と京都大学文学研究科と香港城市大学は、2013年より継続してきた博士課程の院生たちによる合同ワークショップで培った協力関係をもとに、2018年から文物共同調査を開始し、その最初の調査対象が京都大学所蔵の「苗図」5種でした。
「辺境・周縁/異国・異界の表象」というテーマにかかわる調査・研究をさらに発展させるべく、今回はアイヌ民族を対象に、彼らの文化についての紹介のみならず、それが和人によってどう表象されたのか、描かれたのかについて、その交渉の歴史という観点からお話頂きます。また話題は欧州における収集品などにも及びますので、少しでも興味を持たれた方は、是非ご参加ください。
なお本研究会は、京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター2020年度「人文知連携共同研究会」研究助成をうけて開催されるものです。
研究会幹事:池田恭哉(中国哲学史専修)、成田健太郎(中国語学中国文学専修)