本専修の学生はフランス文学・芸術・歴史・言語について広く学び、とくに関心のある主題について深い知識を身につけることが求められます。研究対象は狭義の「文学」に限ることなく自由に選ぶことができます。それだけに学生自身が自覚的に問題意識をもつことが重要になります。
本専修ではフランス語で修士論文を執筆することが義務づけられているため、高度の語学力が要求されますが、論文の準備と執筆を通して実践的に研究方法を習得してもらうことがその主眼です。本専修では各教員によるゼミ形式ではなく専任教員一同が研究指導・論文指導にあたります。専任のフランス人教員はフランスの伝統的なテクスト解釈法や小論文執筆の方法を実践的に教授し、さらにはフランス政府給費留学生試験の準備や修士論文の指導・添削にも関わっています。
本専修は学生・大学院生に対して留学を推奨しており、留学に関する相談には教員がきめ細かく応じています。実際、大学間協定や奨学金制度を利用してフランスやスイスの大学に留学する学生、フランス語圏の大学において博士論文を執筆する大学院生が多いことが本専修の特徴です。
研究者の来日講演や国際シンポジウムの開催など、フランス語圏の大学との交流も活発に行われています。これらの講演会やシンポジウムについては当ホームページに随時案内が掲載されます。
永盛、村上、鳥山、ル・フロックの文学研究科専任教員に加えて、人文科学研究所の森本淳生先生、学外からは同志社大学の伊藤玄吾先生にご出講いただいています。
永盛(後期)マリヴォーの喜劇を読む
村上(前期)プルースト『ゲルマントのほう』を読む
村上(後期)プルースト『消え去ったアルベルチーヌ』におけるヴェネチア滞在を読む
鳥山(前期)ヴァレリーの「ナルシス作品群」研究
鳥山(後期)フランス近現代文学・思想における言語的ジェンダーの研究
Le Floc’h(前期)La Princesse de Clèves : un roman d’analyse psychologique au XVIIe siècle
Le Floc’h(後期)Les émotions dans la littérature française du XVIIe siècle
森本(前期)ステファヌ・マラルメ「詩と散文」III(2023)
伊藤(後期)フランス16世紀詩研究:sonnet(ソネ)とode(オード)
出願期限と論文及び論文要旨の提出期限が異なりますのでご注意ください。
願書等受付期間 2023年12月12日~18日
論文提出期間 2024年1月4日~9日
第一次試験 2024年2月5日(月)
第一次試験合格者発表 2024年2月6日(火)
第二次試験 2024年2月8日(木)
第二次試験合格者発表 2024年2月9日(金)