ジャンフランコ・コンティーニは、戦後イタリアを代表する文学研究者・ロマニストであり、
特に文献学という学問領域において非常に大きな貢献を果たした人物です。
そんな彼が1986年に発表した『エクドティカ入門』(Breviario di ecdotica)は、
現在、イタリアで文献学を志す人間にとって、必読の入門書となっています。
本読書会では、その『エクドティカ入門』の第1章Filologia(文献学)を読みたいと思います。
「文献学とは何か」を知りたい方、伝説のロマニストの絶妙な文章を読んでみたいという方、
是非是非ご参加ください!
*エクドティカとは、多数の写本の検証を通じてオリジナルのテクストに到達しようと試みる学問のことです
(古典研究においては、最も重要なプロセスの一つですね)。
我が国では原典批評、あるいはドイツ語を使ってテクスト・クリティークと呼ばれています。