『京都学派の哲学』
藤田正勝編
2001年 昭和堂
<目 次>
一 西田幾多郎 【テキスト】「場所」(一) ・西田幾多郎の場所論の射程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤田正勝 二 田辺元 【テキスト】「種の論理の意味を明らかにする」(一、四) ・絶対否定は何を差異化するか・・・・・・・・・・・・・・・・・・中岡成文 三 三木清 【テキスト】『構想力の論理』「序」、第一章「神話」(一) ・三木清の哲学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・赤松常弘 四 戸坂潤 【テキスト】「技術的精神とは何か」 ・戸坂潤の科学的・技術的精神をめぐって・・・・・・・・・・・・・西川富雄 五 木村素衞 【テキスト】「身体と精神」 ・コンテクストから読み解く――木村素衞と「身体と精神」・・・・・・大西正倫 六 久松真一 【テキスト】「東洋的に形而上学的なるもの」 ・久松真一の思想と実践・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今泉元司 七 下村寅太郎 【テキスト】『科学史の哲学』「二 精神史における数学の位置」 ・下村寅太郎――「精神史」への軌跡・・・・・・・・・・・・・・・・竹田篤司 八 西谷啓治 【テキスト】「虚無と空」(一-五) ・ニヒリズム超克の哲学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・氣田雅子
付 論
【討論一】 京都学派と「近代の超克」の問題・・・・・・・・・・・・・小坂国継 【討論二】 欧米における研究の視点からみた京都学派のアイデンティティーとそ れをめぐる諸問題・・・・・・・・・・・・・ジョン・C・マラルド