『論争の哲学史――カントからヘーゲルへ――』
ヴァルター・イェシュケ編・高山守・藤田正勝監訳
2001年 理想社
<目 次>
序言――日本語版のために・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴァルター・イェシュケ アプリオリな総合―― 一七八一年から一八一七年の間の第一哲学について―― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラウス=アルトゥル・シャイアー/藤田正勝訳 ヘルダーと形而上学・・・・・・・・・・・・・・・グンター・ショルツ/小田部胤久訳 ブーターヴェクの論証法の構想・・・・・・・・・・ウルリッヒ・ディールゼ/黒崎剛訳 フリードリヒ・シュレーゲルの超越論哲学講義・・・エルンスト・ベーラー/相良憲一訳 ヤコービの「フィヒテ宛」書簡(一七九九年)・・・クラウス・ハマッハー/中島靖次訳 C・Lラインホルトの「体系転換」――J・Gフィヒテとの対決のなかで果たされた、 知識学からバルディーリの合理的実在論への転換―― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴォルフガング・H・シュラーダー/竹島尚仁訳 感情と反省――超越論的哲学に対するシュライエルマッハーの態度―― カントおよびフィヒテに対する同時代の批判の文脈の中で ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アンドレアス・アルント/別所良美訳 シェリングの超越論的観念論における思弁的アプローチ ――超越論哲学の観点におけるシェリングの超越論哲学と自然哲学をめぐる戦い―― ・・・・・・・・・・・・・・・・ハンス・ミヒャエル・バウムガルトナー/伊古田理訳 思弁的観念論の成立 ―― 一八〇〇年から一八〇一年の間に生じたシェリングとヘーゲルの変化―― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラウス・デューズィング/高山守訳 K・W・F・ゾルガーの哲学における存在、非存在、認識、およびそれと連関する諸問題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴォルフハルト・ヘンクマン/小坂田英之訳 単なる当為の対象としての絶対者(Das bloß gesollte Absolute) ――ヘーゲルの論理学とフィヒテの一八〇四年以降の 現象学に見られる当為(Sollen)の問題的役割について―― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴォルフガング・ヤンケ/美濃部仁訳 自己実現する懐疑論 ――G・F・シュルツェによる、ヘーゲル及びシェリングに対する再反論―― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クルト・ライナー・マイスト/栗原隆訳 あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高山 守