『欲望・身体・生命――人間とは何か――』
藤田正勝・松丸寿雄 編
1998 昭和堂
<目 次>
序―――欲望・身体・生命・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤田正勝
第I部 欲望
1 ツァラトゥストラの語り――意味の発見・・・・・・・・・・・秋富克哉 2 欲動論という名の神話――フロイト的人間論の縮図・・・・・・安藤泰至 3 意志について――「本性としての意志」と「理性としての意志」 ・・・・・・・・・・・・・・・林伸一郎 4 知への欲求・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・門 脇健
第II部 身体
5 場所的身体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松丸壽雄 6 身体と言葉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・杉村靖彦 7 スピノザの身体論――神・身体・自覚・・・・・・・・・・・・仲 原孝 8 後期西田哲学と経験科学の立場・・・・・・・・・・・・・・・森本 聡
第III部 生命
9 生命への展望――哲学と科学の狭間から・・・・・・・・・・安藤恵崇 10 理由なしに生きる――エックハルトにおける生の絶対的肯定・松田美佳 11 生の二元性――ヤスパースにおける昼と夜の二律背反・・・・布施圭司 12 生命の選択をめぐって――出生前診断と選択的中絶・・・・・大利裕子