二十世紀学専修 教員紹介

二十世紀学専修

杉本淑彦

著書(単著)

  • 『文明の帝国――ジュール・ヴェルヌとフランス帝国主義文化』1995年7月、山川出版社、446頁
  • 『ナポレオン伝説とパリ――記憶史への挑戦』2002年7月、山川出版社、198頁

論説

  • 「ヴィヴァン・ドノン『ボナパルト将軍麾下の上下エジプト紀行』の200年」大阪大学西洋史学会編『パブリック・ヒストリー』2号、2005年2月、1~19頁
  • 「フランス人たちのパクス・ブリタニカ――友でも敵でもなく」、秋田茂編『パクス・ブリタニカとイギリス帝国』ミネルヴァ書房、2004年5月、291~321頁
  • 「ナポレオンとヨーロッパ意識」、谷川稔編『歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ』山川出版社、2003年11月、235~249頁
  • 「フランス映画・文学のなかの帝国」、『歴史評論』601号、2000年5月号、31~45頁
  • 「エジプト遠征の記憶」、服部春彦・谷川稔編『フランス史からの問い』山川出版社、2000年3月、246~269頁
  • 「絵画によるエジプト遠征の記憶化」、『待兼山論叢』第33号史学篇、1999年12月、1~24頁
  • 「フランスにおける帝国意識の形成」、北川勝彦・平田雅博編『帝国意識の解剖学』世界思想社、1999年4月、87~114頁
  • 「現代における「高貴な野蛮人」、『岩波講座 開発と文化3巻:反開発の思想』岩波書店、1997年12月、167~185頁
  • 「「人権の祖国」の植民地戦争」、『岩波講座 世界歴史25巻:戦争と平和』岩波書店、1997年12月、227~244頁
  • 「第二次世界大戦占領下フランスにおける帝国プロパガンダと帝国意識」、『静岡大学教養部研究報告 人文・社会科学篇』1993年29巻1号 115~213頁
  • 「一九四五年フランス国民のアルジェリア観――コンスタンティーヌ騒擾はどのように伝えられたのか」、『静岡大学教養部研究報告 人文・社会科学篇』1992年27巻2号 1~35頁
  • 「失われたもう一つの解放―――一九四五年フランス国民の帝国意識」、『静岡大学教養部研究報告 人文・社会科学篇』1991年26巻2号 75~104頁
  • 「一九四五年フランス国民の帝国意識―――新聞報道からみるシリア騒擾とベトナム八月革命」、『史林』1990年73巻6号 81~114頁
  • 「政権参加期フランス共産党の植民地構想」、『史林』1988年71巻5号 101~135頁
  • 「フランスにおける一九四七年十一-十二月ストライキの挫折」、『史林』1987年70巻4号 73~113頁
  • 「マルセイユの一九四七年十一-十二月ストライキ―――その性格と背景」、『西洋史学』1986年143号 36~53頁
  • 「政権参加時代(1944-47年)のフランス共産党と労働者」、『史林』1984年67巻3号 55~88頁
  • 「フランスにおける社共の政権協力と決裂(1944-1947年)―――社会党の政権構想と経済復興路線を中心にして」、『史林』1982年65巻6号 106~143頁

研究ノート

  • 「解放期のフランス共産党」、『史林』1985年68巻3号 159~183頁

書評

  • 石井洋二郎/工藤庸子編『フランスとその〈外部〉』(『図書新聞』2004年12月4日 2704号)
  • 工藤庸子著『ヨーロッパ文明批判序説』(『図書新聞』2003年7月19日 2638号)
  • 石井修編著『一九四〇年代ヨーロッパの政治と冷戦』(『歴史学研究』1993年7月 647号 62~64頁)

紹介

  • L’Autre et Nous, Syros/ACHAC, 1995.(『日仏歴史学会会報』1996年10月 12号 11~12頁)

翻訳

  • ピエール・ノラ編『記憶の場 第三巻』岩波書店、2003年、「遺骸の帰還」、「パリの彫像」、「ツール・ド・フランス」
  • ジョルジュ・ヴィガレロ「ツール・ド・フランス」(『思想』岩波書店、911号、2000年5月 86~118頁)

その他

  • 「オリエントとヨーロッパ・アイデンティティ」、『人文知の新たな総合に向けて』21世紀COEプログラム「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」第二回報告書Ⅰ〔歴史篇〕2004年3月、277~287頁
  • 「戦争の記憶 そのあとさき」、京都大学文学部編『知のたのしみ 学のよろこび』岩波書店2003年3月、161~166頁
  • 「フランス社会とアルジェリア出身移民」、1997-1999年度科学研究費補助金基盤研究(B)「西洋における移動と移民の史的構造」(研究代表者合阪學 研究課題番号09410101)研究成果報告書、2000年3月、43~46頁
  • 望田幸男 他編『西洋近現代史研究入門 増補改訂版』1999年7月、名古屋大学出版会 分担執筆:第2章5節「第二次世界大戦以後のフランス」90~97頁
  • 歴史科学協議会編『卒業論文を書く テーマ設定と史料の扱い方』1997年5月、山川出版社 分担執筆:「文学・絵画・新聞から心性と民衆社会を読み解く」289~298頁
  • 南塚信吾 他編『歴史学事典 第4巻:民衆と変革』1996年12月、弘文堂 項目執筆:植民地主義
  • 望田幸男 他編『西洋近現代史研究入門』1993年12月、名古屋大学出版会 分担執筆:第2章5節「第二次世界大戦以後のフランス」82~88頁
  • 京大西洋史辞典編纂会編『新編西洋史辞典改定増補』1993年5月、東京創元社 項目執筆:ウルグアイ・ラウンド エコロジスト オイル・ショック キャンプ・デーヴィッド会談 全欧安保協力会議 ドル危機 パリ憲章 ヘルシンキ宣言 ヨーロッパ自由貿易連合
  • 「フランス『市民権』のイスラーム問題」、1992年度科学研究費補助金総合研究(A)「西洋および日本における『市民』概念の比較史的研究」(研究代表者服部春彦 研究課題番号02301055)研究成果報告書、1993年3月、83~86頁
  • 服部春彦・谷川稔編著『フランス近代史 ブルボン王朝から第五共和政へ』1993年1月、ミネルヴァ書房 分担執筆:第四章Ⅰ
  • 「植民地帝国への歩み」170~177頁 第六章「第二次世界大戦後のフランス社会」245~275頁

学会発表

  • 「エジプト遠征の記憶」日本西洋史学会第50回大会(2000年5月14日 大阪外国語大学)
  • シンポジウム「帝国意識」 分担報告「フランスにおける帝国意識の変遷と現状」 日本西洋史学会第43回大会(1993年5月16日 愛媛大学)

講演

  • 「ナポレオン伝説と諷刺画」(2001年11月11日 伊丹市立美術館)

山登義明

主な業績

  • 山登 義明、大古 滋久 著『もう一度、投げたかった―炎のストッパー津田恒美最後の闘い』 幻冬舎、1999年6月
  • 高野 悦子、山登 義明 著『冬のソナタから考える―私たちと韓国のあいだ』(岩波ブックレット) 岩波書店、2004年9月
  • 山登 義明 著『テレビ制作入門―企画・取材・編集』(平凡社新書)平凡社、2000年8月

福間良明

 ご本人のサイトをご覧ください。

柏倉康夫

長年、NHKで放送主幹などとして活躍してこられた柏倉教授は1996年から二十世紀学専修初代の教授として赴任され、2002年まで学生の指導にあたられました。

主な業績

  • 『パリの詩、マネとマラルメ』筑摩書房、1982年
  • 『マラルメ探し』青土社、1992年
  • 『梶井基次郎の青春』丸善出版社、1995年
  • 『エリートの作り方 グラント・ゼコールの社会学』筑摩書房、1995年
  • 『マラルメの「大鴉」』臨川書店、1998年
  • 『ピカソの祈り-名画誕生から帰郷まで』小学館、1999年
  • 『テクストからイメージへ-文学と視覚芸術のあいだ』京都大学出版会、2002年