二十世紀学専修 大伴昌司

二十世紀学専修

研究室からのご挨拶

1960年代のことです。『少年マガジン』などの少年誌の巻頭グラビアや、怪獣図鑑、テレビ放送脚本など、ポピュラー・カルチャーの分野において先駆的な仕事をなしとげた人物がいました。

大伴昌司(1936年2月3日-1973年1月27日)です。

彼が確立したビジュアル・コミュニケーションの手法は、その後の日本において独自の発展をとげる雑誌文化のベースとなっていきます。

その大伴昌司の仕事場に遺されていた膨大な原稿や原画などが、2006年の冬、京都大学文学部二十世紀学研究室に寄託されました。現代文化研究、とりわけポピュラー・カルチャー研究上、貴重な資料です。

資料の整備と学術活用のために、二十世紀学研究室では大伴昌司資料のデジタルアーカイブ化に2008年4月から取り組み、順次公開することになりました。

2009年7月
京都大学文学部二十世紀学研究室
教授・杉本淑彦

追記

このプロジェクトは中止になったとのことです。お問い合わせいただきましても、現在旧二十世紀学をひきついでいるメディア文化学には資料は何も残されておりません。あしからずご了解ください。

2023年6月
京都大学文学部メディア文化学専修
教授・喜多千草