令和4年度
笹原健 イブン・アラブシャーの君主論──al-Ta’līf al-Ṭāhirの分析──
令和3年度
藤原大貴 新アッシリア内臓占い儀式の理論と実践:浄と不浄についての検討
令和2年度
提出者なし
平成30年度
奥村眞也 私的利益と体制維持の相克──19世紀エジプトの土地保有をめぐる法学大論争──
清水大佑 10世紀のカスピ海南岸地域における諸勢力の動向──ズィヤール朝とブワイフ朝の間で──
丸山優 ガザン・ハンのシリア遠征に関する一考察
平成29年度
梅田詩織 紀元前一千年紀メソポタミアの個人用天体占い──「二十枡目の遊戯」のルールに関して──
角田哲朗 マフディーかく語りき──サイイド・ムハンマド・ムシャアシャアの終末思想
平成28年度
石野達也 ファーティマ朝イスマーイール派教説に関する一考察 ──イマーム=カリフ・ムスタンスィル期を中心に──
内山隆彦 『Dīwān Lughāt al-Turk』邦訳
早川尚志 モグール・ウルスの交通体制とその変容
平成27年度
大津谷馨 13世紀後半から15世紀初頭のメッカ ―カーディー職・ハティーブ職・イマーム職就任者の変遷から―
平成26年度
西山瑞穂 ファーティマ朝支配の一側面──シーア派の「祭」の考察──
平成24年度
古泉真悟 10世紀の中央ユーラシアの交易について
田中悠子 アッバース朝初期の「ザンダカ」に関する一考察 ──逮捕・処刑事例を手がかりに──
福田菜穂 メフメト・エフェンディの『使節記』研究
平成23年度
佐治奈通子 バルカンの諸鉱山に見るオスマン朝の鉱業政策
―メフメト2世・バヤズィト2世期のカーヌーンナーメの分析から―
法貴遊 イブン・マイムーンが擁護する正統な医学について
山本孟 ヒッタイト王族による帝国支配体制
平成22年度
提出者なし
平成21年度
関谷匡史 チャルディラーン戦後のシャー・イスマーイール
―対外関係を中心に―
山口隆史 サラディンと「上級君主」
―初期アイユーブ朝の政策に見られる外部からの影響と圧力―
平成20年度
高垣ひとみ 中世イスラム社会において卑賤視された職業について
廣瀬亮太 ウル第三王朝スッカル、スッカルマフについての研究
平成19年度
岩本佳子 オスマン朝治下の中央アナトリアの「村落」地域
-16世紀タフリールによるボゾク県の分析を中心に-
小倉智史 シャー・ミール朝期カシミールの来訪ムスリムたちを巡って
塩野崎信也 ゴッベのFath `Alī Xānと18世紀の東コーカサス
永井順子 ハカーマニシュ朝における宗教政策と王権原理について
日野恵美 一性説派年代記におけるレオン3世とコンスタンティノス5世
平成18年度
池田真理子 ファーティマ朝カリフ・アズィーズとその治世
~ワズィール・イブン・キッリスの果たした役割~
辻田明子 古バビロニア期以前のエンキ神とabzu
──シュメール語史料を中心に──
中島祥子 シャイバーン朝後期からジャーン朝成立期における
チンギス裔とアミールの関係について
──王朝転換期における権力構造の変遷──
平成17年度
足立真 ヴェネチアとアクコユンルの外交関係
──両国の狙い及びその関係の変化に関する一考察──
平成16年度
菊川博子 モンゴル帝国期のオルドについて
篠田知暁 サード朝期モロッコにおけるシャーズィリーヤのシャイフ達
杉山雅樹 ムザッファル朝の成立
──ムバーリズッディーン・ムハンマドの政策の変遷を巡って──
高橋良平 サファヴィー朝勃興期のギーラーン地方
──キヤー朝対外政策を中心に──
松田晃知 前期ティムール朝における地方宮廷の考察
平成15年度
田中裕介 プレ・サルゴン時代のラガシュにおける軍事組織について
──「人名リスト」に基づいた考察を中心に──
横内吾郎 ウマイヤ朝カリフ・ヒシャーム時代のイラク統治を巡って
平成13年度
梅山岳人 カリフの変容
──Abu BakrからUmayyah朝末期まで──
松原あやか 18世紀イスタンブルにおけるesnaf
平成12年度
二宮文子 11-14世紀のペルシア語君主鏡文学
──Fatawa-yi Jahandariを中心に──
大釜なお子 ウル第三王朝時代、ウンマにおける女性の集団労働
平成11年度
柴田知行 アク・コユンル、カラ・コユンルの遊牧諸集団の研究
山本淳司 『キターブ・アル・カンド』二写本の性格と史料としての可能性
平成10年度
提出者なし
平成9年度
国師祥史 17世紀前半のムガル朝社会
田邊真実 『カザンハン国史』の文献学的研究
平成8年度
山口整 オスマン朝とポーランド
──アフメット・レスミー・エフェンディを手がかりに──
和田郁子 17世紀インドのダイヤモンド
──初期のオランダ東インド会社による取引の展開を中心に──
平成7年度
大北けい サーディキーの『絵画技法のきまり(Qanun al-suvar)』
星之内正毅 シェール・シャーの臣下たち
守川知子 16世紀における聖地マシュハドとサファヴィー朝
矢島洋一 `Ala’ al-dawla Simnani とイルハン期イランの神秘主義
平成6年度
伊藤隆郎 14世紀末-16世紀初頭エジプトの大カーディーたち
平成5年度
寺田尚志 オスマン帝国末期の政争
──プレンス=サバハッティンとオスマン自由党──
橋本直子 ブーヤ朝初期のワジールと知識人
真下裕之 16世紀前半のグジャラートとポルトガル
平成4年度
近藤真美 14世紀シリアのカーディーと司法社会
平成3年度
村田靖子 アンダルスのヒスバの書からみたムフタシブ
平成2年度
磯貝健一 マーワラーアンナフルに於けるシャイバーン朝支配の確立
──或るサドルの経歴──
長谷川久美 カージャール朝初期のファールスにおける Nuri 一族
平成元年度
深萱しのぶ 9-10世紀のタバリスターン
昭和63年度
谷口淳一 10・11世紀のハラブ
林秀範 ウル第三王朝における私的隷属者
昭和62年度
岩武昭男 ニザーム家のワクフ──14世紀ヤズドの2人のサイイドについて
春田晴郎 紀元1、2世紀のエリュマイス王国
宮保聡子 サファヴィー朝時代のギーラーン
昭和61年度
影山貴司 バーブル没後のムガル帝国
久保一之 16世紀初頭のヘラート
昭和60年度
提出者なし
昭和59年度
稲葉穣 ガズナ朝における Mahmudiyan と Mas`udiyan
今井直之 イルハン国末期の政治状況について
──Amir Chupan の活動を通じて──
多田守 初期オスマン朝のルメリーとアナドルのベイレルベイ体制
山本隆 14世紀初頭ジュチ・ウルスの政治状況
昭和58年度
安藤志朗 ティムール朝 Shah Rukh 麾下の amir 達
小野浩 Aq-qoyunlu 官制 ── `Ard-nama を手懸りに──
昭和57年度
提出者なし
昭和56年度
黒田卓 イラン立憲革命期におけるギーラーン
昭和55年度
勝股行雄 アッバース朝末期の軍事体制
昭和54年度
川本正知 ナクシュバンディー教団とホジャ・アフラール
新谷英治 スルターン・ジェム──“ヴァーキアーテ・スルターン・ジェム
(スルターン・ジェムの諸々の出来事)”邦訳
昭和53年度
井谷鋼造 モンゴル侵入後の Rum Saltanat
近藤洋 ウガリト王国における bns. mlkの構成
昭和52年度
羽田正 初期サファヴィー朝政権の性格
昭和51年度
大江節子 ウル第三王朝時代に於ける「司法」
昭和50年度
菟原卓 エジプトにおけるファーティマ朝の中央行政制度
──ワズィールとディーワーンについて──
昭和49年度
堀川徹 1500年マー・ワラー・アンナフル──ウズベグ民族国家への道──
昭和48年度
余部福三 十字軍と東アラブ世界──とくにその初期のシリア──
昭和47年度以前は西南アジア史学専攻はなかったので、
以下西南アジア史学に関係する他史学専攻の修士論文を挙げる。
昭和47年度
千葉香子 中世イスラームの東方貿易について
昭和46年度
濱田正美 Kitab-i Gazat Dar Mulk-i Cin
──19世紀後半のウイグル語歴史文献並びにその著者たちについて──
昭和45年度
重松伸司 マドラス管区に於けるラヤトワーリー制度の特質とその影響
一七九〇 ─ 一八五〇 ──特に貨幣地代制を中心にして──
水谷あもり ウマイヤ朝のカーディーについて
昭和42年度
斉藤淑子 トルコ共和国における六大原則の一つとしての世俗主義について
昭和41年度
前川和也 ウル第三王朝時代におけるラガシュ都市の構造
昭和39年度
近藤治 インド国民議会の成立の背景
昭和37年度
間野英二 一五世紀初頭のモグーリスターン
──ヴァイス汗統治時代──
昭和34年度
岡崎正孝 ジャフバズに就いての一考察
──十世紀イスラーム帝国における金融業者の研究──
昭和33年度
清水誠 宰相 `Ali ibn `Isa の財政政策について
昭和32年度
惠谷俊之 ダリウス一世のアフラ・マヅダ信仰について
──政治思想とマヅダイズム──
平成30年度
法貴遊 実践に向き合う思考 : カイロ・ゲニザの眼科学関連文書の研究
平成29年度
山本孟 ヒッタイト王国の政治と外交 -条約と結婚による関係構築-
平成28年度
小倉 智史 「タランギニー」から「ターリーフ」へ 15-17世紀カシミールの歴史叙述の研究
塩野崎 信也 アゼルバイジャン人の誕生
篠田 知暁 ワッタース朝期マグリブ・アクサーにおける国家と地域権力
平成27年度
杉山 雅樹 ティムール朝末期における文書・書簡作成術の伝統の継承と発展
岩本 佳子 前近代オスマン朝における遊牧民の研究 -ルメリのユリュク、タタール、征服者の子孫たち、定住化政策の事例から-
平成22年度
横内 吾郎 ウマイヤ朝後期のカリフ権の研究
平成21年度
バフティヤール・イスマーイール
(白 海提)イスハーキーヤの創始者ホージャ・イスハークに関する研究
デュセンアイル・アブディラシム
(杜山 那里)18-19 世紀文語カザフ語文書の歴史文献学的研究
平成20年度
二宮 文子 中世南アジアのスーフィズムにおける相伝の諸相
平成18年度
山口(和田) 郁子 マスリパトナムとゴールコンダ王国
-17世紀インドの港市支配に関する研究-
濱本 真実 「聖なるロシア」のイスラーム
-17世紀におけるムスリム上層階級ロシア化の研究-
平成17年度
守川 知子 シーア派聖地参詣の研究―19世紀のイラン人とアタバート―
平成13年度
矢島 洋一 初期 Kubrawiyyaの研究
近藤 真美 マムルーク朝前期ダマスクスにおけるウラマー社会
平成9年度
谷口 淳一 11-13世紀北シリア都市社会の変容
村田 靖子 イスラム・スペイン(アンダルス)穀物流通史
平成21年度
井谷 鋼造 アラビア文字刻銘文資料研究序説
磯貝 健一 前近代中央アジアにおけるイスラーム法運営の諸相
平成18年度
川本 正知 15世紀中央アジアの聖者伝 『ホージャ・アフラールのマカーマート』の研究
平成13年度
近藤 治 ムガル朝インド史研究
新谷 英治 “Kitâb-i Bahrîya”の研究
濱田 正美 東トルキスタン・チャガタイ語聖者伝の研究
昭和60年度
間野 英二 14-16世紀中央アジア史研究
昭和47年度以前は西南アジア史学専攻はなかったので、
以下西南アジア史学に関係する他史学専修の博士論文を挙げる。
昭和43年度
森本 公誠 初期イスラームエジプト税制史研究
昭和36年度
羽田 明 中央アジア史研究(近世篇)
昭和32年度
安部 健夫 西ウィグル国史の研究
昭和28年度
伊藤 義教 マーヌシュチフル書簡集の解読
昭和24年度
足利 惇氏 古代印度に於けるイラーン文化の影響に関する文献学的研究
大正11年度
羽田 亨 唐代ノ回鶻ニ関スル研究