外国語支援プロジェクトでは、夏期外国語特別講座を開催しました。
【担当者】網谷祐一
【実施時期】8月20日 (月) 〜24日 (金) [各日13時30分-16時30分]
【講座内容】英語論文の標準的な書き方を学びます。最初に標準的なパラグラフの構成法を身につけたあとで、そうした「部品」をあつめて一つのエッセイに組み立てる仕方を練習します。英語の論文を書く必要のある方だけでなく、留学のための試験準備にも役立ちます。教科書:Writing Academic English (Oshima, A. & Hogue, A. Longman. ISBN:0131523597)
【教室】新館・第1講義室
【担当者】沢崎壮宏
【実施時期】 !開催期間が8月20(月)、22(水)、24(金)の3日間に変更となりました。変更後のスケジュールは以下の通りです!
スケジュール | まずは読解 | 作文に向けて準備 | 小論文の執筆をめざして | |
10h00-12h00 | 13h00-15h00 | 15h00-17h30 | ||
1 | 8月20日(月) | Géographie | Descriptions neutres | Faut-il croire en un progrès de l’histoire ? |
2 | 8月22日(水) | Voyages | Descriptions partisanes | Le vivant n’est-il qu’une belle machine ? |
3 | 8月24日(金) | Célébration | Biographies | À quoi bon vivre en société ? |
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【講座内容】初級修了者を対象として開講します。したがって、本格的な作文力養成講座ではありません。それでも、バカロレア〔大学入試〕で課される小論文――しかも「哲学」――の執筆に応じられるようになることを〔将来の〕目標とします。フランスで公教育を受けるつもりがあるなら、小論文の執筆を避けて通るわけにはいかないのですから。さて、ここでは、簡単な読み物を素材にして、フランス語で質問に答えることから始めます。続いて、作文一般に関する注意事項に耳を傾けてもらいます。最後に、過去の入試問題――「哲学」小論文――に対する模範解答を参照してみましょう。以下のスケジュールで進行する予定です。1日のかなりの時間を費やすことになりますが、適宜休憩を挟みますので、ご安心を。
【教室】新館・第2講義室
【担当者】橋本知子
【実施時期】9月18日火曜(3・4限)、19日水曜(2・3・4限)、20日木曜(3・4限)
【講座内容】フランス語を学ぶとき、その最初の一歩で思い知らされるのが、男性形/女性形という範疇の暴力性です。名詞にはすでに性が規定され、形容詞も冠詞も、動詞さえもが、その性をめぐって動くことになります。ある名詞がなぜ男性としてあるのか、なぜ女性名詞としてあってはいけないのか。学ぶ者においてこの問いは禁じられています。許されるのは、すでにそこにある男性形を、あるいは女性形を、受け入れるということ、ただそれだけです。
男性/女性―予め失われた性の決定権。こうしたフランス語における不文律にひとすじの光を投げかけるかの如く書かれたのが、OuLiPo (Ouvroir de littérature potentielle「潜在文学工房」) のメンバー、アンヌ・ガレタによる実験小説 Sphinx です。語られるのは二人の登場人物の恋愛物語。しかしそれが男性なのか女性なのかはわかりません。少なくとも文法上は。ガレタはあらゆる性の指標をテクストから拭い去り―OuLiPo 特有のリポグラム(つまりある特定の文字を使わずに書くこと)の系譜につらなる小説作法といえるでしょう―、文法という言語の絶対条件に揺さぶりをかけ、新たなゲームの規則によって物語を紡ぎだしてゆきます。ニューヨークとパリを往復する、謎に包まれた主人公たちの、むずかしい愛。それはスフィンクスのごとく不透明な微笑で以て、読者を翻弄することでしょう。果たして謎は解けるのか。フランス語文法の重要規則を顧みつつ、フランス現代文学の珠玉にふれてゆきます。
書誌:Anne Garreta, Sphinx, Grasset, 1986.
【教室】新館・第3演習室
【担当者】園屋心和
【実施時期】8月6日 (月)、7日 (火)、8日 (水) いずれも2, 3, 4限
【講座内容】本講座では、アカデミック・ライティングの実践にとっても必要な基礎となる初級~中級レベルのドイツ語作文を練習します。短い文章を独作しながら、1.語順、否定の仕方、形容詞、副詞、前置詞などの基本的な用法を確認し、さらに、2.適切な語彙の選択、ニュアンスの相違といった点についても理解を深めます。また、本講座で学ぶ表現は、会話にも役立つものなので、単に作文するだけでなく、繰り返し音読することで基本的な表現のパターンを舌になじませる練習も行います。本講座の対象となるのは、基本的には学部3年生程度の学習時間のある人以上ですが、ドイツ語能力の向上に意欲をもつ人であれば、どなたでも歓迎します。
【教室】総合研究2号館・第11演習室
【担当者】内田健一
【実施時期】8月20日 (月) 〜 24日 (金) (各日2・3・4限)
【講座内容】近・現代の文学作品(小説、劇、詩)を教材として、初~中級の文法を学習します。対象は基本的にイタリア語の学習経験が1年以上の人ですが、それ以下の人の受講も認めます。また、受講生の数やレベルに応じて、受講生が希望するテクストの講読も行います。申し込み時に、関心がある分野・作品を書き添えてください。
【教室】新館・第5講義室
【担当者】福嶋千穂
【実施時期】9月19日(水)・20日(木)・26日(水)・27日(木) [各日2 ・3・4限]
【講座内容】この講座は、主にリーディングを通してアカデミックなロシア語に慣れることを目標とします。エッセイとも時事ロシア語とも異なるやや専門的内容を持つ長文にチャレンジすることで読解能力を磨きましょう。具体的には、ロシア語で書かれた人文系の学術論文(現代文)を購読する予定ですが、語彙や文法事項の説明は適宜行いますので、初級文法を一通り終えた方ならばどなたでも参加いただけます。購読テキストについては、担当者がいくつか選択肢を用意し、講座の初日に受講者と相談の上決定したいと思います。また、ロシア語を基礎から始めたい、或いは中級レヴェルに達しているが文法を復習したいという受講希望者がおられましたら、講座の一部を購読コースとは別の入門コースとし、教科書を用いて練習問題を活用する初級の授業を行うことにします。このような場合、購読と入門の両コースを受講いただくことも出来ます。
【教室】新館・第1演習室
【担当者】鄭賢珠
【実施時期】9月3日 (月)、4日 (火)、5日 (水)、6日 (木)、7日 (金)の3,4限
【講座内容】韓国の文化、社会、教育、歴史などの人文社会科学分野の市民講座本を講読し、それに関わるテーマの短い文章を作成することで、総合的な語学力を向上させるとともに、近現代韓国社会への理解を深めることを目的とします。日本ではアカデミックなライティングやリーディング教材がほとんどなく、その内容もニュース形式の現代韓国事情を伝えるものが大半を占めています。多様な目的をもってそれぞれ独自に努力してきた学習者がさまざまな分野の資料に触れる機会になればと思っています。韓国に関する研究、韓国での研究活動を目的とする学習者はもちろん、6ヶ月以上韓国語を学習し、読んで、書く力を育てたい人を対象にし、習熟度別にリーディング、ライティング法を教えます。
【教室】新館・第3演習室
【担当者】佐藤礼子
【実施時期】9月18日(火)、19(水)、20(木)、21(金)[各日2,3,4限]
【講座内容】授業のレベルは、受講者の中国語学習歴や希望によって柔軟に調整しようと思います。日程も多少ならば調整可能です。
初級は、基礎となる発音の定着と、文法解説、読解、人文用語を用いた作文など、今後の中国語学習の基礎となる力を養うことを目指します。
中級は、リスニングの書き取り、人文科学系の論文やエッセイの読解などを行います。
【教室】新館・第5演習室
更新日 2012/11/12