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日本哲学史フォーラムは、日本哲学史研究の発展とそのネットワーク化の ために、京都大学文学研究科日本哲学史研究室を中心に、上記の目的に賛同する研究者によって 結成された。2000年4月より活動を始めている。その主な活動は、年2回の研究会 (日本哲学史フォーラム)の開催、および年1回の雑誌『日本の哲学』(昭和堂)の 刊行である。その他、国内外の日本哲学研究者の連携を計るための活動を行いたいと考えている。 文字通り、日本哲学研究者の継続的な「議論の場」となることを願っている。
座談会「日本におけるアカデミズムの哲学史―『哲學雑誌』と『哲學研究』の比較分析」
プログラム:
1提題 鈴木 泉 氏 (東京大学 教授)
納富 信留 氏 (東京大学 教授)
藤田 正勝 氏 (京都大学 名誉教授)
上原麻有子 (京都大学 教授)
2座談 鈴木氏×納富氏×藤田氏×上原(司会)
日時:2019年4月13日(土)午後1時30分より
場所:京都大学 吉田本部構内 イノベーション棟、1階ラウンジ
(こちらをご参照下さい)
交 通
第35回 (2018年6月30日、於京都大学文学部)
1.小野 真龍氏 (天王寺舞楽協会常任理事) 「神仏のコスモロジーとしての雅楽」
2.中島 隆博氏 (東京大学東洋文化研究所 教授) 「思想としての言語-翻訳をめぐって」
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第34回(2017年12月2日、於京都大学文学部) 1.志野 好伸 氏 (明治大学文学部 准教授) 「植民地時期台湾出身哲学者 洪耀勲と京都学派」 2.小倉 紀蔵氏 (京都大学人間環境学研究科 教授) 「日本思想と生命感覚」 |
第33回(2017年8月12日、於京都大学文学部) 1.菅原 潤 氏 (日本大学工学部 教授) 「新京都学派の文明史観―世界史的立場との対比を通じて」 2.Rolf Elberfeld 氏 (Hildesheim大学 教授) 「行為的直観から形成的現象学へ―西田哲学の将来を考える」 |
第32回(2016年12月17日、於京都大学文学部) 1.板橋 勇仁氏 (立正大学 教授) 「無基底的に表現するとはどのようなことか 西田哲学の「形から形へ」の思想が持つ可能性」 2.檜垣 立哉 氏 (大阪大学 教授) 「西田とバロック哲学」 |
第31回(2016年8月6日、於京都大学文学部) 1.船山 徹 氏 (京都大学人文科学研究所 教授) 「漢訳仏典の音写語と翻訳不可能性」 2.宮崎 泉 氏 (京都大学文学研究科 教授) 「仏教における智慧―その翻訳と仏教理解をめぐって」 |
第30回(2015年12月12日、於京都大学文学部) 1.藤田正勝 (京都大学 名誉教授) 「表現と身体――「表現的存在」としての人間」 2.納富信留 (慶應義塾大学文学部 教授) 「西田幾多郎とギリシア哲学――「場所」論文を中心に」 |
第29回(2015年7月4日、於京都大学文学部) 1.木津祐子 (京都大学 教授) 「表現する唐通事―17~19世紀長崎を舞台に」 2.水原紫苑 (歌人) 「短歌の表現と方法」 3.Ms. Mitsuyo Wada-Marciano (Professor at Carleton University)「哲学と映画・メディア研究のクロスオーバー」 |
第28回(2014年12月13日、於京都大学文学部) 1.杉本耕一(愛媛大学准教授) 「西田哲学における「哲学」と「哲学」以前―「宗教」あるいは「宗教」以前を含めて」 2.小林敏明氏(ライプツィヒ大学教授)「他者のゆくえ - 柄谷行人試論」 |
第27回(2014年7月26日、於京都大学文学部) 1.田口 茂(北海道大学大学院文学研究科准教授) 「時の逆流について──田辺哲学における時間の媒介性」 2.河野 哲也(立教大学文学部教授) 「平塚-与謝野の母性論争のフェミニスト現象学からの解釈」 |
第26回(2013年12月7日、於京都大学文学部) 1.頼住光子(東京大学大学院教授)「道元の思想―「現成公案」巻読解をてがかりとして」 2.オギュスタン・ベルク(元フランス国立社会科学高等研究院教授)「通態とは科学の対象になりうるか?今西自然学の問題に関連づけて」 |
第25回(2013年7月27日、於京都大学文学部) 1.Viren Muthy(ウィスコンシン大学助教授)「西田幾多郎――東洋と物象化の問題」 2.小野寺功(清泉女子大学名誉教授)「田辺元の歴史哲学――種の論理と統合史観への道」 |
第24回(2012年12月15日、於京都大学文学部) 1.小林信之(早稲田大学文化構想学部教授)「藤なみの影もうつらず ――場所/像/死」 2.吉田公平(東洋大学文学部教授)「日本近代における心学・心理学・理学・哲学」 |
第23回(2012年7月14日、於京都大学文学部) 1.竹花洋佑(大谷大学非常勤講師)「「種の論理」の基本構造とその展開――「種」概念の修正の意味をめぐって」 2.片柳栄一(京都大学名誉教授)「意識と無――『働くものから見るものへ』に於ける問題の所在」 |
第22回(2011年12月17日、於京都大学文学部) 1.Bret Davis(アメリカ・ロヨラ大学准教授) 「絶対の他への内在的超越――西田の他者論をめぐって」 2.津田雅夫(岐阜大学教授)「日本哲学史の可能性――ものの思想について 第3回特別例会(2012年1月5、6日、於台湾・中央研究院) |
第21回(2011年7月23日、於京都大学文学部) 1.Frederic Girard(フランス極東学院教授) 「西田幾多郎の「場所」と仏教的空間」 2.Thomas Kasulis(オハイオ州立大学教授) “The Philosophical Nature of Premodern Japanese Thought” 3.James Heisig (南山大学教授) 「”Sourcebook of Japanese Philosophy”の刊行について」 |
第20回(2010年12月18日・19日、於京都大学文学部) 京都大学大学院文学研究科との共催により『善の研究』刊行100周年記念国際シンポジウムを開催しました。 〈基調講演〉 藤田正勝(京都大学) 「『善の研究』をめぐる研究の100年とその将来」 井上克人(関西大学) 「『善の研究』という書物――著者・西田幾多郎の位相」 〈シンポジウム〉 「『善の研究』はどのような意味をもったか、どのような意味をもつか」 James Heisig(南山大学)、 遊佐道子(西ワシントン大学)、 氣多雅子(京都大学) 〈特別講演〉 李光来(韓国・江原大学) 「西洋哲学と東洋哲学との対話」 |
第19回(2010年7月17日、於京都大学文学部) 1.高橋文博(岡山大学教授) 「和辻哲郎の戦後思想」 2.佐々木徹(追手門学院大学教授)「詩と宗教―西谷哲学への一道標」 |
第18回(2009年12月19日、於京都大学文学部) 1.加藤泰史(南山大学教授) 「和辻哲郎のカント解釈と風土の問題」 2.米山優(名古屋大学教授) 「モナドロジーを創造的なものにすること―《モナドロジックでポリフォニックな日本の哲学》に向けて―」 |
第17回(2009年7月18日、於京都大学文学部) 1.呉光輝(中国・厦門大学准教授) 「西田哲学と儒学の対話」 2.森一郎(東京女子大学教授) 「労働という基礎経験―ハイデガーと三木清―」 |
第16回(2008年12月20日、於京都大学文学部) 1.美濃部仁(明治大学教授) 「西田とフィヒテ」 2.上原麻有子(明星大学准教授) 「翻訳と近代日本哲学の接点」 |
第15回(2008年7月19日、於京都大学文学部) 1.室井美千博(赤穂高校教諭) 「三木清における死と無の問題」 2.花澤秀文(東岡山工業高校教諭) 「高山岩男の天皇観」 3.熊野純彦(東京大学教授) 「回帰と反復―和辻哲郎の場合―」 |
第14回(2007年12月22日、於京都大学文学部) 1.木岡伸夫(関西大学教授) 「<形の論理>と風土学的構想力―1930年代の日本哲学との対話から―」 2.鈴木正(名古屋経済大学教授)「日本思想史の可能性」 |
第13回(2007年7月28日、於京都大学文学部) 1.渡辺和靖(愛知教育大学教授) 「思想史研究四十年をふりかえる―四冊の著書をめぐって―」 2.細谷昌志(大阪外国語大学教授) 「田辺哲学における種の論理と個の論理」 |
第12回(2006年12月23日、於京都大学文学部) 1.嶺 秀樹(関西学院大学教授) 「田辺元における『存在と時間』の受容」 2.清水正之(東京理科大学教授) 「哲学と日本思想史研究―和辻哲郎における解釈学と現象学のあいだ ―」 |
第11回(2006年7月29日、於京都大学文学部) 1.田中久文(日本大学教授) 「西田哲学における「自然」と「作為」―その現代的意義―」 2.林 鎮国(台湾・国立政治大学教授) 「西谷啓治―空と歴史意識をめぐって―」 |
第10回(2005年12月24日、於京都大学文学部) 1.小浜善信(神戸市外大教授) 「九鬼哲学における押韻論と永遠回帰の思想」 2.佐々木健一(東大名誉教授) 「「つくる」と「できる」―日本的詩学の自動詞的地平―」 |
第9回(2005年7月30日、於京都大学文学部) 1.平子友長(一橋大学) 「日本人の時間意識と日本の哲学者たちの時間論の関係についての一試論」 2.菅原 潤(佐賀大学) 「もうひとつの「近代の超克」―生田長江の「超近代」―」 |
第8回(2004年12月25日、於京都大学文学部) 1.高坂史朗(大阪市立大学) 「対話と創造―東アジアの中の日本哲学―」 2.末木文美士(東京大学) 「田辺元の〈死の哲学〉と禅」 |
第7回(2004年5月8日、於京都大学文学部) 1.古東哲明(広島大学) 「臨生する精神、あるいは日本人の他者観」 2.平田俊博(山形大学) 「日本語の七層と現象学的優位―日本語で哲学する―」 |
第6回(2003年9月27日、於京都大学文学部) 1.ハンス=ペーター・リーダーバッハ(慶応大学) 「拒否的横領―思想としての日本文化論の構造や問題をめぐって―」 2.大西正倫(佛教大学) 「木村素衛:京都学派の教育哲学」 |
第5回(2003年4月12日、於京都大学文学部) 1.伊藤 徹(京都教育大学) 「柳宗悦と大正の神」 2.嘉指信雄(神戸大学) 「京都学派・戦争・プラグマティズム―西田によるジェイムズ哲学受容の特質の考察を手がかりとして―」 第2回特別例会(2003年2月22日、於名古屋市立大学) 第1回特別例会(2002年9月21日、於名古屋市立大学) |
第4回(2002年3月30日、於京都大学文学部) 1.中岡成文(大阪大学) 「三木清とデューイ」 2.竹田純郎(金城学院大学) 「杏村の社会哲学」 |
第3回(2001年9月26日、於京都大学文学部大会議室) 1.卞崇道(中国社会科学院) 「現代中国の日本哲学研究」 2.ペーター・ペルトナー(ミュンヘン大学) 「見せかけか変容か――西洋哲学の日本思想への影響」 |
第2回(2000年12月24日、於京都大学総合人間学部) 1.木岡伸夫(関西大学) 「テクストとしての偶然性」 2.鷲田清一(大阪大学) 「九鬼周造――詩と形而上学――」 |
第1回(2000年7月29日、於京都大学文学部) 1.田中久文(日本大学) 「和辻哲郎における「空」の哲学と文化相対主義」 2.岡田勝明(姫路獨協大学) 「フィヒテと西田哲学」 |