『善の研究』刊行百周年を記念し、京都大学大学院文学研究科主催、日本哲学史フォーラム、科研プロジェクト共催、京都大学以文会協賛により2010年に国際シンポジウムを開催しました。
2010年12月
開催期日 2010年12月18日-19日
開催場所 京都大学文学研究科新館第3講義室
主 催 京都大学大学院文学研究科
共 催 日本哲学史フォーラム
科研プロジェクト
協 賛 京都大学以文会
第1日目
基調講演 司会 小浜善信
藤田正勝「『善の研究』をめぐる研究の100年とその将来」
基調講演
セッション1「純粋経験をめぐって」 司会 田中久文
張 政遠(香港中文大学) 「経験をめぐって」
日高 明(京都大学) 「純粋経験と意味」
城阪真治(京都大学) 「『善の研究』における独我論の論駁」
セッション2「『善の研究』における自由と悪の問題」 司会 嶺秀樹
中嶋優太(京都大学) 「意志の自由と理想―倫理学草案を手掛かりとして」
太田裕信(京都大学) 「『善の研究』における人格と悪の問題」
守津 隆(京都大学) 「『善の研究』と後期西田哲学」
シンポジウム「『善の研究』はどのような意味をもったか、どのような意味をもつか」 司会 芦名定道
James Heisig(南山大学) 「『善の研究』における意志と欲望」
遊佐道子(西ワシントン大学) 「哲学と神秘の間(はざま)」
氣多雅子(京都大学) 「『善の研究』の宗教哲学的意義」
シンポジウム
第2日目
基調講演 司会 岡田勝明
井上克人(関西大学)「『善の研究』という書物――著者・西田幾多郎の位相」
基調講演
セッション3「西田哲学と田辺哲学」 司会 上原麻有子
竹花洋佑(大谷大学) 「「歴史的世界」の論理の媒介性――西田・田辺哲学における「種」の問題」
廖 欽彬(台湾・国立中山大学) 「西田哲学と田辺哲学の「逆対応」をめぐって」
セッション4「論理・神・倫理」(外国語セッション) 司会 出口康夫
Marcello Ghilardi(イタリア・パドヴァ大学) ”Soku as Analogic Principle: Logical and Intercultural Issues in Nishida’s thought”
Andrea Leonardi(京都外国語大学) ”Mysticism and the concept of God in Zen no kenkyu and Bashotekironri to shukyotekisekaikan”
林永強(香港教育学院) ”Zen and daode: Nishida Kitaro and New Confucianism”
セッション5「西田哲学のひろがり」 司会 美濃部仁
朝倉友海(東京大学) 「西田と牟宗三における仏教的存在論の問題」
満原 健(京都大学) 「西谷における経験と覚」
特別講演 司会 高坂史朗
李光来(韓国・江原大学) 「西洋哲学と東洋哲学との対話」
特別講演