教官 | 藤田正勝 | 種別 | 講義 学部(2回生可) |
曜日・時限 | 金・2 | 教室 | 新館第2講義室 |
題目 | 日本哲学史講義 | ||
内容 | 最初に日本哲学史研究の意義および方法についての考察を行うとともに、言葉、経験、自己、身体、技術、美、宗教等の哲学上の諸問題について、西田幾多郎や田辺元、九鬼周造、和辻哲郎、三木清、西谷啓治らの思想を手がかりに、哲学的・哲学史的に考察する。 | ||
参考文献 | 講義の際に適宜指示する。 |
教官 | 藤田正勝 | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 月・4 | 教室 | 東館第2演習室 |
題目 | 西田幾多郎の思惟と京都学派の哲学 | ||
内容 | 西田幾多郎の思想、とくにその後期思想を取り上げ、そこで問われたものが何であったのかを考察したい。具体的には、行為や歴史、国家、科学をめぐる西田の思想の意義を明らかにしたい。同時に、そのような西田の思索から刺激を受けて展開された京都学派の(あるいは同時代の)哲学者の思想にも目を向けたい。西田哲学の継承という面だけでなく、それに対する批判という面にも注目したい。 | ||
参考文献 |
教官 | 辻本雅史 | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 後期 月・2 | 教室 | 教育学部・第1演習室 |
題目 | 日本近世後期の思想と教育 | ||
内容 | 日本の近世後期(18世紀後半―19世紀半ば)の思想や学問の諸問題を、政治や教育の動きと関わらせて、考える。この時期、国家意識が高まり、「日本」という国家の形が自覚されてきた。本居宣長の国学のほか、寛政の幕政指導松平定信、平田篤胤の国学や後期水戸学なども(その対抗軸は同じでなくとも)、いずれも強固な国家意識をともなっていた。しかもこうした国家意識は、他方で人情や民心を直視する視線を持っていたことが、それらの大きな特質の一である。加えてこれらの背景に、教育や多様な知の伝達メディアが、武士層・民衆層を問わず、広く浸透することで、日本列島にある種の統一的な文化空間を形成していたことがあった。この授業は、上記の問題を思想史・教育史の視点から検討し、明治の近代国民国家成立前夜における文化的・社会的前提を示唆したい。 | ||
参考文献 | 授業の中で随時指示する。 |
教官 | 岡田勝明 | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 火・4 | 教室 | 東館第2演習室 |
題目 | 西田幾多郎とドイツ哲学 | ||
内容 | 西田哲学は、ヨーロッパの哲学の根底にまで下りていって、その根底を破ってオリジナルな哲学の扉を開いた。そこで本講義では、特に近世以降のドイツ哲学と西田哲学との関係に焦点を当てて、両哲学への理解を深めつつ、西田哲学の独自性を浮かび上がらせたいと考えている。さらに、現代における西田哲学の意味を明らかにすることが、本講義の目指すところである。 | ||
参考文献 | 講義中に適宜提示 |
教官 | Michael Marra | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 前期 火・5 | 教室 | |
題目 | JAPANESE POETRY AND PHILOSOPHY | ||
内容 | Week 1 ― Reading of Martin Heidegger Week 2 ― Reading of Hans-Georg Gadamer Week 3 ― Reading of Gianni Vattimo Week 4 ― Reading of Jacques Derrida Week 5 ― Reading of Michael F. Marra, Kuki Shuzo Week 6 ― Reading of Martin Heidegger Week 7 ― Reading of Aizu Yaichi Week 8 ― Reading of Motoori Norinaga Week 9 and 10 ― Students’ presentation and discussion of a poem (or series of poems) of their choice. |
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参考文献 |
教官 | 森哲郎 | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 水・2 | 教室 | 新館第7演習室 |
題目 | 西田哲学とキリスト教 ― 『場所的論理と宗教的世界観』を読む ― | ||
内容 | 西田最後の宗教論『場所的論理と宗教的世界観』を読みながら、西田哲学における「キリスト教」への問いを考察してみたい。先ず、「純粋経験」から「自覚」を経て「場所」の立場の成立までにおける宗教理解を考察したい。「歴史的身体」の由来など。次に「場所」の体系(『無の自覚的限定』)におけるS.キェルケゴール理解と、その後の『実践哲学序論』におけるキェルケゴール理解とを比較吟味したい。このような西田のキェルケゴール論を踏まえて、最後の宗教論のテキストに取り組みたい。特に西田独自の「表現」思想を中心に、キリスト教への問いかけを考察してみよう。 | ||
参考文献 | 講義中に適宜提示 |
教官 | 細谷昌志 | 種別 | 演習 学部・大学院 |
曜日・時限 | 火・3 | 教室 | 東館第2演習室 |
題目 | 時間論としての西田哲学と田辺哲学 | ||
内容 | 田辺の「西田先生の教を仰ぐ」に関連する西田の論文を、彼の『一般者の自覚的体系』と『無の自覚的限定』からいくつか取り出して読む。いわゆる西田・田辺論争の内実を時間論の観点から読み解いてみたい。 | ||
参考文献 | プリントを配布する |
教官 | 藤田正勝 | 種別 | 卒論演習 学部 |
曜日・時限 | 隔金・3-4 | 教室 | 日本哲学史研究室 |
題目 | 卒論演習 | ||
内容 | 参加者の発表をもとに日本哲学史上の諸問題について議論するとともに、卒業論文作成の準備を行う。日本哲学史専修4回生以上は必修。 |
教官 | 藤田正勝 | 種別 | 演習II 大学院 |
曜日・時限 | 隔金・3-4 | 教室 | 日本哲学史研究室 |
題目 | 日本哲学史の諸問題 | ||
内容 | 参加者が各自研究するテーマについて発表を行い、それに基づいて討議を行う。日本哲学史専修大学院生は必修。 |
教官 | 水野友晴 | 種別 | 講読 学部(2回生可) |
曜日・時限 | 木・2 | 教室 | 東館第2演習室 |
題目 | 初期西田哲学テキスト読解 | ||
内容 | 『善の研究』に代表される初期西田哲学のテキスト群は、西田哲学のみならず近代日本哲学全体の基礎をなすものである。これらテキスト群を読み解いてゆくことは、したがって、日本哲学に関する基礎的教養を身につけるための必須作業であり、最捷径であるといえるであろう。 本講読では夏学期終了までの前半期を『善の研究』本文の読解にあて、秋学期以降の後半期では『善の研究』以降の西田のテキストを読むことにする。それらの作業を通じて、西田が自身の哲学を出発させるにあたって念頭に置き、目的としたものが何であったのかをつぶさに確認してゆくことにしたい。 | ||
参考文献 | 西田幾多郎『善の研究』(岩波文庫)。それ以外のテキストは授業中に配付する。 |
前年度までの授業
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