教官 | 藤田正勝 | 種別 | 講義 学部(2回生可) |
曜日・時限 | 金・2 | 教室 | 新館第2講義室 |
題目 | 日本哲学史講義 | ||
内容 | 最初に日本哲学史研究の意義および方法についての考察を行うとともに、言葉、経験、自己、身体、技術、美、宗教等の哲学上の諸問題について、西田幾多郎や田辺元、九鬼周造、和辻哲郎、三木清、西谷啓治らの思想を手がかりに、哲学的・哲学史的に考察する。 | ||
参考文献 | 講義の際に適宜指示する。 |
教官 | 細谷昌志 | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 火・3 | 教室 | 東館第2演習室 |
題目 | 感覚・イメージ・構想力 | ||
内容 | 西田幾多郎、西谷啓治、森有正、小林秀雄等の思想を通して、「感覚というもの」の根源性とそれの射程距離を認識論的・存在論的に究明する。また「感覚」と「イメージ」、さらにそれを生み出すものとしての「構想力」の問題を、主として西谷啓治や三木清を通して考察する。それによって「感覚の哲学」なるものの成立しうる地平を解明したい。 | ||
参考文献 |
教官 | 森 哲郎 | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 水・2 | 教室 | 東館第9演習室 |
題目 | (キリスト教学専修と共通) | ||
内容 | |||
参考文献 |
教官 | 辻本雅史 | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 前期 金・2 | 教室 | 教育320 |
題目 | 幕末の思想と教育 | ||
内容 | 18世紀後半から1800年をまたぐ時期の思想と教育を検討した前年度の授業の後を受けて、日本の幕末期(1830年代~1867)の思想や学問の諸問題を、政治や教育の動きと関わらせて、考える。とくに、幕末の尊皇攘夷の思想と運動を提供した後期水戸学や平田派国学の思想とその意味について考える。国家意識が高まり、「日本」という国家の形が自覚されてきた契機や論理を確認しつつ、それらが近代日本の国民国家形成といかに関わるのか関わらないのか、教育の問題とも絡めながら、検討したい。なお加えて、これらの背景に、教育や多様な知の伝達メディアが、武士層・民衆層を問わず、広く浸透することで、日本列島にある種の統一的な文化空間を形成していたことがあったことにも、留意したい。 | ||
参考文献 | 授業の中で随時指示する。 |
教官 | 小浜善信 | 種別 | 特殊講義 学部・大学院 |
曜日・時限 | 金・5 | 教室 | 東館第8演習室 |
題目 | 九鬼周造の哲学 | ||
内容 | 以下のような内容と順序で、九鬼哲学全体を検討する。 1 光と影の形而上学 2 漂泊者の魂――詩と形而上学 3 運命と自由――『「いき」の構造』 4 時間と永遠――「日本詩の押韻」、「形而上学的時間」 5 遊戯する神――『偶然性の問題』 6 神と世界――「驚きの情と偶然性」、「偶然化の論理」 7 ベルクソン、ハイデガー、ライプニッツ批判 |
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参考文献 | 小浜善信『九鬼周造の哲学――漂泊の魂――』(昭和堂、2006年) |
教官 | 藤田正勝 | 種別 | 演習 学部・大学院 |
曜日・時限 | 月・4 | 教室 | 東館第2演習室 |
題目 | 後期西田哲学の本質 | ||
内容 | 西田幾多郎の『哲学論文集 第二』に収められた「論理と生命」、「実践と対象認識」、「種の生成発展の問題」などを手がかりに、後期西田哲学の特質と意義を明らかにすることを試みる。 | ||
参考文献 |
教官 | 芦名定道 | 種別 | 演習 学部・大学院 |
曜日・時限 | 月・1 | 教室 | 新館第6講義室 |
題目 | (キリスト教学専修と共通) | ||
内容 | |||
参考文献 |
教官 | 藤田正勝 | 種別 | 卒論演習 学部 |
曜日・時限 | 隔金・3-4 | 教室 | 日本哲学史研究室 |
題目 | 卒論演習 | ||
内容 | 参加者の発表をもとに日本哲学史上の諸問題について議論するとともに、卒業論文作成の準備を行う。日本哲学史専修4回生以上は必修。3回生は聴講可。 |
教官 | 藤田正勝 | 種別 | 演習II 大学院 |
曜日・時限 | 隔金・3-4 | 教室 | 日本哲学史研究室 |
題目 | 日本哲学史の諸問題 | ||
内容 | 参加者が各自研究するテーマについて発表を行い、それに基づいて討議を行う。日本哲学史専修大学院生は必修。 |
教官 | 水野友晴 | 種別 | 講読 学部(2回生可) |
曜日・時限 | 木・2 | 教室 | 東館第2演習室 |
題目 | 『善の研究』講読 | ||
内容 | 『善の研究』に代表される初期西田哲学のテクスト群は、西田哲学のみならず近代日本哲学全体の土台をなしているといっても過言ではない。これらテクスト群を読み解いてゆくことは、したがって、日本哲学に関する基礎的教養を身につけるための必須作業であり、また、そのための最捷径といえるであろう。 そこで本講読では『善の研究』を集中的に読み進めてゆくことにする。講読一回につき『善の研究』一章を扱い、そこにおいて議論されているテーマや基礎知識に関して学生に課題を課し、発表を行う。発表後、講評、ディスカッションを通じて、『善の研究』の背景と思想的意義、さらには東洋的思想の有する可能性について考究してゆくことにしたい。 | ||
参考文献 | 西田幾多郎『善の研究』(岩波文庫)。それ以外のテキストは授業中に配付する。 |
前年度までの授業
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